• NEWS
  • 第11回GCP成果報告会を開催しました

2021年12月23日

第11回GCP成果報告会を開催しました

12月11日(土)、グローバル・シティズンシップ・プログラム(GCP)の第11回成果報告会を開催しました。
2010年にスタートしたGCPは、それぞれの学部に所属したまま参加できる学部横断型のプログラムです。世界に通用する英語力を養成する他、数理処理能力のトレーニングなどを少人数制のクラスで行います。

卒業生はこれまで国内外難関大学院進学や大手外資系企業、外交官、教員など幅広い分野で活躍しています。
成果報告会は2年間のプログラムの集大成として学習・研究成果を発表する場で、学生がグローバルな課題に対してのリサーチ成果や解決案の提案を発表しています。

今回は「Create Unity for World Peace ―智の光―」とのテーマを掲げ、11期生の30名が5つのグループに分かれて発表しました。
【各グループのリサーチテーマ】
  • 災害グループ:仮設住宅群での新たなコミュニティ形成に向けて
  • 環境(農業)グループ:持続可能な未来へ向けて ―食と農の観点から―
  • 多様性グループ:合理的配慮に関する多機関連携支援
  • 教育グループ:日本における言語難民の教育環境の向上
  • 環境(プラ)グループ:大量生産・大量消費社会における環境問題の解決を目指して

コメンテーターとしてオンラインで参加したJICA研究所元所長でJICA 緒方研究所 客員研究員の北野尚宏氏(早稲田大学教授)は、「皆さんの発表は、グローバルな視点から日本の地域のローカルな課題や経験を捉えなおし、これからの社会で求められる新しい変化に適応した企画を提案されたものだと感じました。皆さんが、目の前の困難を抱えているひとりに向き合い、日本また世界で活躍されることを念願しております」と述べました。

最後に、田代康則理事長が挨拶に立ち、「コロナ禍で入学した皆さんは色々な苦労があったと思います。その中で素晴らしい成果報告会を開催することができ心から感動しました。今やGCPの卒業生が日本のみならず世界で活躍しています。皆さんには残りの大学生活でさらに勉学に励み、力をつけ、社会に貢献する人材に成長していってください」と励ましを送りました。

発表した学生からは、以下の声が寄せられました。
  • 成果報告会を迎えるにあたり「何のため・誰のため」を追求し続けてきました。理論的な思考と「問題を解決したい」との強い意志をもって課題の解決策を考え抜いたことは大きな経験となりました。今後は”実現”に向け、更に学び、行動を続ける決意です。
  • 同期で切磋琢磨する貴重な時間を過ごせただけでなく、教職員や先輩方、学外の方に大きく支えられていることを改めて強く実感しました。このような得難い機会をいただき、関係者の皆様に感謝しかありません。今回の学びをこれからの挑戦に存分に活かしていきます。
ページ公開日:2021年12月23日