6月3日（金）、2022年度創価大学牧口記念教育基金会「大学院生奨学金」の奨学生証書授与式が開催されました。同奨学金は、牧口記念教育基金会の助成により2012年に創設され、経済的に修学が困難な学生をサポートするものです。

授与式では、鈴木将史学長の挨拶に続き、2名の奨学生が抱負を述べました。文学研究科国際言語教育専攻・修士課程の西方美佐さんは、「素晴らしい仲間たちと学べることに感謝をしながら、世界平和の礎となる教育に貢献してまいります」と話しました。次に、理工学研究科環境共生工学専攻・博士前期課程の久保雄飛さんは、「近年、技術が発達する一方で、様々な環境問題が後を絶たない状況となっています。環境問題の解決をとおして社会に貢献できるよう、さらに研究活動に力を注いでいく決意です」と語りました。

牧口記念教育基金会の髙梨幹哉理事長からは、創価教育の父である牧口常三郎先生の偉大な人生を継承すると共に、人々の幸福と世界の平和に貢献する人材を育成するため池田先生の手で創立されたのが牧口記念教育基金であると紹介し、「社会をよりよい方向へ変える希望の存在こそ、創価大学大学院で学ぶ皆様です。大学院での目標を達成されることを念願いたします」とエールを送りました。

最後に田代康則理事長は、牧口記念教育基金会の多大な支援に感謝するとともに、牧口先生の業績や行動に触れながら、「今、世界は激動の時代を迎えています。自身の研究活動をとおして実力を磨き、それぞれの分野で新たな価値を創造していかれることを願っています」述べました。