教育学部の飯村周平講師の著書『HSPブームの功罪を問う』が出版されました

本学教育学部の飯村周平講師の著書『HSPブームの功罪を問う』が、1月11日に岩波書店より出版されました。

出版にあたって飯村講師は、「近年HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)が日本で広く知られるようになり、社会的現象(ブーム)となっています。HSPという言葉は、人々の生きづらさを巧みに言い表し、多くの人が自己理解に役立てています。しかし、HSPがブームになることに伴って、一部の精神科クリニックによる科学的な根拠にもとづかないHSP診断、専門性の疑わしいHSP専門カウンセラー功罪ビジネス、一部の新興宗教やマルチ商法の勧誘など、様々な問題も目立ち始めています。本書では、こうしたHSPブームの問題視される側面を読者ひいては社会に問いかけています」と述べました。

教員情報

講師

飯村 周平

イイムラ シュウヘイ

専門分野

発達心理学、青年心理学

研究テーマ

環境感受性理論にもとづく心理社会的発達の個人差メカニズムの解明

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