法学部・前田幸男教授の論考が月刊誌『世界』に掲載されました
法学部・前田幸男教授の執筆論文が、「人新世の惑星政治学とはなにか―ロサンゼルスから見えてきたこと」というタイトルで、月刊誌『世界』(岩波書店)の2023年12月号に掲載されました。
今回の掲載にあたって前田教授は、「現在、われわれはウクライナ危機、そしてパレスチナ危機と、たて続けに非常に厳しい局面を迎えております。こうした国家間・集団間の衝突を従来型の「戦争」の枠組みで理解できるとすれば、その戦争遂行の度に、人類は未曽有の自然破壊を一層推し進めています。これが、文明の存立基盤である大地ものものに対する「もう一つの戦争」です。この「戦争の二重性の罠」から、いかにして抜け出せるのか。非常に厳しい中でしたが、自身を文脈の中に置き、足元から考え、行動していく可能性について論じました」と語りました。