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2023年12月19日

文学研究科の菅野博史教授が訳註『摩訶止観』(Ⅱ)を出版しました

本学文学研究科の菅野博史教授が、このたび中国天台宗の事実上の開祖である天台大師智顗(538-597)の『摩訶止観』の訳注に取り組んだ成果として、全4冊のうち、第2冊を刊行しました。

『摩訶止観』は仏教の瞑想修行を止観の二文字で表わした実践体系の書であり、大乗仏教の究極的な教え=円教を体得する方法である円頓止観を説いた書です。

菅野教授は、これまで、第三文明社から『法華玄義』上・中・下、『法華文句』Ⅰ~Ⅳ、『摩訶止観』Ⅰを刊行してきており、これによって、本邦初の天台三大部の個人訳が完結することになります。

出版にあたり菅野教授は、「今回の範囲は、三十年前に刊行した私の最初の著作『一念三千とは何か―『摩訶止観』(正修止観章)現代語訳』とも重なるところで、『摩訶止観』で最も重要な一念三千について詳しく知りたい方に読んでいただきたいと思います」と述べました。

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ページ公開日:2023年12月19日