12月9日（土）、10日（日）に、八王子学園都市センターで「第15回大学コンソーシアム八王子学生発表会」（主催：大学コンソーシアム八王子、後援：八王子市教育委員会）が開催されました。本発表会は、大学コンソーシアムに加盟する25大学等に通う学生が、研究成果やアイデアを発表し、産学連携および地域活性化につなげることを目的に開催されているものです。

10日に行われた、「八王子市長へ直接提案部門」では、8団体（うち本学から3団体）が出場しました。理工学部の丸田晋策ゼミが最優秀賞（第1位）に、法学部の和足憲明ゼミの1団体が特別賞に、短期大学国際ビジネス学科の青野健作ゼミの1団体が奨励賞に輝きました。
この他、農・食提案セッションでは法学部の中山雅司ゼミの1団体が、市政提案セッションでは同中山ゼミの1団体・和足ゼミの1団体が最優秀賞を獲得するなど、多くのゼミが健闘しました。

「八王子市長へ直接提案部門」にて最優秀賞に輝いた丸田ゼミは、「八王子産米粉バイオマスプラスチックを利用した八王子市ゴミ袋の提案」とのテーマで、八王子産米の吟醸酒“髙尾の天狗” を造る過程で発生する副産物の米粉を活用した、米率 20%バイオマスプラスチックのゴミ袋を八王子市のゴミ袋として採用することを提案しました。
審査委員長からは、「"バイオマスプラスチック″の開発は先進的な取り組みであり、また、実際に企業と連携して製品化を実現している点に関して高く評価した」等のコメントが寄せられました。

チームリーダーの塩田賢伸さん（理工学部4年）は、「丸田教授、ゼミメンバーをは じめ、本プロジェクトに携わってくださった皆様のおかげで、今年度は新たに‟市長 への直接提案”の部門で最優秀賞を受賞することができました。誠にありがとうご ざいました。 今回提案した取り組みが実際に八王子市内で実現すれば、1人1人の日々のゴミ出しがSDGsの貢献につながります。今後は米粉バイオマスプラスチックをゴミ袋のみならず、様々な製品へ応用し、開発に向けて研究を重ねてまいります」と述べました。

＜丸田ゼミのメンバー＞
塩田賢伸、田口尚祐希、大松修、熊谷峻輔、三宅信幸、鈴木勝、黒坂徹

〈最優秀賞〉
・理工学部　丸田晋策ゼミ　「八王子産米粉バイオマスプラスチックを利用した八王子市ゴミ袋の提案」
〈特別賞〉
・法学部　和足憲明ゼミ　「『はちまるびん』で交通と買い物をまとめて解決！」
〈奨励賞〉
・短期大学国際ビジネス学科　青野健作ゼミ「『学びの多様化学校』で不登校者の居場所を！～一人も取り残さない学校づくりを八王子から増やそう～」

〈最優秀賞〉
・法学部　中山雅司ゼミ「八王子市を有機農業の先駆市に―環境にも、健康にもやさしい持続可能なまちへ―」

〈最優秀賞〉
・法学部　中山雅司ゼミ「『学生×空き家』学園都市から空き家をゼロに～弱みを強みに変えるまちづくり～」
・法学部　和足憲明ゼミ「八王子市における自転車事故を減らす！―高校生を対象としてー」

〈特別賞〉
・経済学部　勘坂純市ゼミ「学生で八王子の銭湯を活性化～銭湯の営業時間前をレンタルスペースに～」

＜優秀賞＞
・理工学研究科丸田研究室　Sabek Yassine「Bionanomachine control by calmodulin based ionochromic bionanodevice」

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