文学部の坂井孝一教授が国立能楽堂で能・狂言の曲目解説を行います
4月13日(土)13時からの国立能楽堂「4月普及公演 靱猿・吉野静」において、本学文学部の坂井孝一教授が曲目解説いたします。
坂井教授は次のようにコメントしています。
「国立能楽堂の舞台で、能『吉野静』と狂言『靭猿』の曲目解説を行うことになりました。『吉野静』は、兄源頼朝から追われ、隠れ潜んでいた吉野からも脱出しなくてはならなくなった悲劇の英雄義経を、愛妾の静御前と忠臣佐藤忠信が計略をめぐらせて手助けするという能です。『義経記(ぎけいき、と読みます)』にみえる逸話をもとにした劇的な作品です。また、『靭猿』は狂言役者の初舞台となる作品で、3~5歳ほどの小さな子供が猿の着ぐるみと狂言面を身につけて演じる微笑ましい狂言です。私は公演が始まる前に足袋をはいて舞台に出て、30分ほど作品の歴史的背景や見どころを解説する予定です。」
教員情報
教授
坂井 孝一
サカイ コウイチ
- 専門分野
日本史
- 研究テーマ
平安末~鎌倉前期の政治史・文化史、南北朝・室町期芸能史