第43回学生論文「昭和池田賞」において、 本学学生が特別努力賞を受賞しました

「公益財団法人 昭和池田記念財団」による第43回学生論文「昭和池田賞」において、本学法学部4年の皆川果南さんが特別努力賞を受賞しました。学生論文「昭和池田賞」は、学生に自由で活発な意見発表の場を提供するために、1981年より昭和池田記念財団が実施している論文コンテストです。

皆川さんは論文で、市民が政策について互いに議論を交わし、政治的決定をしていく熟議民主主義の実用化に注目しました。台湾での交換留学を通じて、日本の民主主義を支えるシステムに疑義を感じたことをきっかけに、現在ではこの新たな民主主義について研究することを志しています。非現実的だと思われそうなシステムも、既に世界では取り組みが進んでいる地域もあり、本論文では日本における既存の取り組みを統計分析した上で、3つの都市の熟議制度の実態を直接調査したものをまとめました。

受賞にあたり皆川さんは「このような歴史あるコンテストで特別努力賞を受賞できたことを大変嬉しく思います。実際の社会は理論だけでは語ることができません。自分の目で見てきたからこそ書けた論文でした。また、今回の論文作成にあたり、調査を快く受け入れてくださった3つの自治体関係者の皆さまには改めて感謝しております。何が正しいのかわからない世の中だからこそ、熟議民主主義に期待をもって、その発展に尽力する所存です。」と語りました。

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