創価大学新学長に鈴木美華教授が就任 ― 1971年の開学以来、初の女性学長に

学校法人創価大学(理事長:田代康則/東京都八王子市)では、鈴木美華氏が学長に就任しました。1971年の開学以来、初の女性学長の就任となり、任期は2025年3月31日から3年間です。
鈴木美華学長は、本学法学部卒業後、司法試験に合格。最高裁判所司法研修所を修了し、日本で弁護士になりました。その後、米国インディアナ大学ブルーミントンで法学修士課程を修了し、アメリカニューヨーク州司法試験合格を経て、ニューヨーク州弁護士に。会社法、企業法務の分野を専門とし、日本とニューヨーク州の弁護士資格を持つ弁護士として国際的に活躍されました。
本学法科大学院が法曹人材の養成に力を入れるなか、国内外問わず幅広い経験をもつ鈴木美華氏が2010年に法科大学院教授として赴任。これまで多くの合格者の輩出に貢献をされました(開学以来の累計合格者454名)。
2022年度から法学部長、2024年度より副学長を務めました。その間、学部教育における人材育成とともに、ダイバーシティ担当副学長として、ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂性)の視点から多様な価値観を持つ教職員や学生が学び合うキャンパスづくりを推進し、教育や研究活動等における組織環境の整備に尽力されました。新学長の就任により、学生一人ひとりが活躍できるキャンパスを実現し、「価値創造を実践する世界市民の育成」を目指します。
なお、前学長の鈴木将史教授は顧問に就きました。
■新学長プロフィール
鈴木美華(すずきみか) 1963年千葉県生まれ
【学歴】
1986年 創価大学法学部卒
1998年 米国インディアナ大学(ブルーミントン)法科大学院法学修士修了
【職歴】
1990年 猪熊重二法律事務所
1998年 Ogihara & Moore, LLP (米国)
1999年 ホワイト&ケース法律事務所
2010年 創価大学法務研究科教授
2016年 創価大学法学部教授
2022年 創価大学法学部長
2024年 創価大学副学長
2025年 創価大学学長
【専門分野】
会社法
【主な論文等】
- 『名誉毀損・プライバシー』(共著ぎょうせい)
- 『知的財産税務戦略』(共著税務経理協会)
- 『賃貸住居の法律Q&A 5訂版』(共著住宅新報社)
- 「事実上の取締役の第三者に対する責任に関する近時の裁判例」
(『創価ロージャーナルVol. 8』創価大学法科大学院) - 「MBO実施に際し、取締役が会社に対して負う善管注意義務」
(『創価ロージャーナルVol. 9』創価大学法科大学院)