「創価大学学生代表訪中団」が北京・武漢・上海を訪問しました

中日友好協会の招聘により、学生自治会、学友会、中国研究会をはじめとする本学学生、短大生、教職員の代表約100名による「創価大学学生代表訪中団」が、3月1日から7日までの7日間、中国各地を訪問しました。各都市では本学の交流校等を訪問し、歓迎を受けるとともに、交流会に参加しました。

2日には、午前に外交学院を訪問し、孫吉勝副院⻑による「⼈類運命共同体と中国」をテーマとしたセミナーに出席しました。午後はグループに分かれ、中国共産党歴史展覧館、工芸美術館、科学技術館をそれぞれ見学しました。
夜に行われた歓迎宴会では、中国⼈⺠対外友好協会の袁敏道副会⻑、外交学院の孫吉勝副院⻑、中国大使館臼井将⼈公使等が出席し、盛大に開催されました。袁副会⻑からは「中日両国は『一衣帯水』の重要な国であり、私たちにとって青少年交流事業が最も大事であります。池田大作先生が国交正常化提言をされ、その後も両国交流の橋を築かれました。世々代々の友好を保つため、その橋に青年が続き一層強固なものとし、相互理解を深めることを私たちは熱願しております」との話がありました。本学から日本舞踊、チアダンス、沖縄舞踊、合唱「桜花の縁」を披露し、外交学院の学生からは歌のパフォーマンスが披露され、最後に両国学生により「朋友」を合唱しました。

3日には、北京から武漢へ移動し、華中師範大学を訪問しました。歓迎式には、同大学より、任友洲 副学長、周波 国際協力・交流副所長、李俄憲 外国語学院日本語学科長、学生代表、また湖北省人民体外友好協会から司晴川 常務副会長が出席しました。任副学長が、章開沅元学長と池田先生が対談集『人間勝利の春秋』を発刊されたことを紹介し、「両大学の交流締結以降、共同シンポジウムの開催、相互の教職員学生訪問、池田大作研究所発足等、交流が実質的に深まっていることは嬉しく思います。今回の訪中団の来学を通して交流が一層深めていくと確信します」と語りました。同大学の学生代表挨拶では、「池田先生が青年交流の礎を築かれました。創価大学の周桜のように今後も両国の交流が発展することを期待したい」と語りました。本学学生代表挨拶では董福煌さん(教育学部2024年度卒業)が「池田先生の精神を受け継ぎ、両国の友好に尽くした先人たちに心から感謝し、友好の金の橋を未来に繋げてまいります」と、中国語、日本語で力強く述べました。

4日には、午前に新農村建設の模範の村となっている星光村、国家ハイテク企業に認定されている嵐図汽車科技有限公司を訪問しました。
午後は、武漢市初の国家級観光レジャー街区となる黎黄陂路、また全国青少年教育基地等として認定されている辛亥革命博物院を見学。夜には李白など著名な詩人たちが名作を残した場所とされる黄鶴楼を見学し、建築・絵画・書道・彫刻などが融合した総合文化を体感しました。

5日には、午前に東湖、湖北省博物館を見学、午後に湖北大学を訪問しました。歓迎式には、同大学の李振校務委員会副主任、蔡蕾国際交流協力所長、黄学平副所長、曹晶副所長および学生代表、また湖北省人民体外友好協会から司晴川常務副会長が出席しました。李副主任より「2017年に池田先生に名誉学術称号を授与させていただき、両大学の学長が相互に訪問するなど、交流を深めています。本学は国家レベルの教育研究を実践しており、両大学において高次元の交流が可能です」と語りました。
夜の歓送宴会には、湖北省人民対外友好協会の章笑梅 会長、司晴川 常務副会長、華中師範大学の任友洲 副学長、李俄憲日本語学科長、学生代表等、湖北大学からは先の歓迎式に列席いただいた皆様が出席しました。各大学の学生代表が両国交流への思いを述べた後、各大学の学によるパフォーマンスが披露されました。フィナーレでは、創大生が「桜花の縁」、全参加学生が「朋友」を合唱し、友好を深めました。

6日には、武漢から上海へ新幹線で移動し、復旦大学を訪問しました。歓迎式には、上海市対外友好協会副会長の宿琳副会長、復旦大学の国際協力・交流所の朱一飛代表、池田大作思想研究センターの胡令遠センター長等が出席しました。宿副会長は「2023年には創価大学を含め約300人の青年を受け入れ、2024年は池田先生の上海訪問50周年を記念し、創大関係者にも上海へ来訪いただきました」と述べました。胡センター長は、池田先生が三度復旦大学を訪問され、1984年に池田先生へ名誉学術称号授与、記念講演をされたことを紹介し、「これからの両国の焦点は間違いなく青年と教育であり、友好に永続性を与えるのは教育です」と強調しました。その後、各グループに分かれ、復旦大学生とともにキャンパスを見学、記念撮影、意見交換会を行いました。
夜は、中国人民対外友好協会のご配慮により、遊覧船に乗り、上海を代表する外滩(バンド)の夜景を鑑賞し、歴史と発展の様子を肌で感じる体験となりました。

7日には、午前に上海歴史博物館を見学し、帰国しました。

参加した学生からは、次のような声が寄せられました。

・中国に滞在中、まるで家族と再会したかのように温かく迎え入れてくださる経験を通じ、日中友好の重要性を肌身で感じました。
・現地の学生との交流では、相互の文化の話題で盛り上がり、国を超えた共通の関心を通じて親睦を深めました。この経験を今後に生かしながら、見聞きしたことを周囲の皆に伝えていきたいと思います。
・中国の歴史や人々の生活、最先端技術を肌で感じる貴重な機会となりました。また、私たち自身が日中友好の架け橋となるべく、より一層努力していきたいと強く決意しました。

3/2 歓迎宴会での合唱
3/3 華中師範大学での学生交流会
3/4 辛亥革命博物館
湖北大学での歓迎式
復旦大学
外滩の夜景
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