教育学部の飯村周平講師がイギリスで開催の「国際感受性学会」で招待講演

5月23日にイギリス・ギルフォードのサリー大学で開催された「第3回国際感受性学会(3rd International Conference on Sensitivity Research, ICSR2025)」において、本学教育学部の飯村周平講師が招待講演を行いました。
本学会は、感受性(Sensitivity)に関する最新の研究成果を共有し、学際的な議論を深めることを目的とした国際会議で、世界各国から研究者が参加しました。
飯村講師は、「環境感受性と腸の健康」をテーマに講演を行い、感受性の個人差が精神的健康や身体的健康、特に腸内環境との関連にどのように影響するかについて、心理学と生理学の観点から最新の研究成果を紹介しました。講演では、感受性の高い人々が持つ特性を理解し、より良い支援や環境づくりにつなげるための示唆が提示され、参加者から高い関心が寄せられました。
飯村講師は、「正直なところ、講演が始まるまでは参加者のみなさんにどの程度関心をもっていただけるか不安でした。脳-腸相関と環境感受性の関連を問うという、私の研究領域において誰も取り組んだことのない先駆的な内容だったからです。ただ、この懸念は杞憂に終わりました。質疑応答や講演後では、予想以上の反響をいただき、活発で新しい議論にもつながりました。今回の刺激的な経験を布石にして、感受性研究の発展にますます貢献していきたいと思います」と語りました。


教員情報

講師
飯村 周平
イイムラ シュウヘイ
- 専門分野
発達心理学、青年心理学
- 研究テーマ
環境感受性理論にもとづく心理社会的発達の個人差メカニズムの解明