イオン海外インターンシップ実習報告会を開催 ―日本とマレーシアで実践的な学びを経験

9月6日(土)、本学キャンパスにて「イオン海外インターンシップ実習報告会(2025年度)」が開催されました。

本プログラムは、創価大学とイオン株式会社およびイオンフィナンシャルサービス株式会社との協定に基づき実施されている海外インターンシップです。両社の協力のもと、学生はグローバルなビジネス現場で実践的な学びを深める貴重な機会を得ています。

このプログラムの大きな特徴は、上智大学、千葉大学、津田塾大学、明治大学、立命館大学など、他大学の学生とともにグループワークを通じて協働し、課題に取り組む点です。参加学生は、日本での国内実習に加え、マレーシアでの海外実習も経験します。

今回の報告会では、イオン株式会社での実習に参加した6名と、イオンフィナンシャルサービス株式会社での実習に参加した3名、計9名の本学学生が登壇し、国内外での経験を振り返りながら、それぞれ成果を発表しました。

国内実習では、イオングループの事業理解、店舗視察、金融ビジネス体験、マーケット分析などに取り組みました。海外実習では、現地社員とのディスカッションや顧客インタビュー、市場調査、英語でのプレゼンテーションなどを通じ、実践的な課題解決に挑みました。

イオン株式会社でのプログラムでは、「マレーシア市場における若年層集客施策」をテーマに、現地のライフスタイルやZ世代の購買行動を調査。SNS活用、店舗体験の向上、ボタニカルピクニックスペースの導入など、現地のニーズに合わせた幅広い企画をチームで協力しながら立案しました。

イオンフィナンシャルサービスのプログラムでは、「クレジットカード新規会員獲得」や「デジタル金融サービスの活用」をテーマに取り組みました。顧客データを活用したマーケティング戦略や損益計画の立案を体験し、金融サービスの仕組みやデジタル技術の活用について深く学びました。

なお、当日は、キャリア支援に携わる本学の卒業生組織「創大フロンティア会」からも温かい講評をいただきました。参加学生の多くは、今回の経験を通じて長期留学やグローバルなキャリアを形成することへの意欲を高めることができました。

■イオン株式会社での実習に参加した学生の声

  • マレーシア現地の若者を店舗に呼び込む施策を考える中で、文化や価値観の違いを理解することの大切さを実感しました。社員の皆さまが現地の消費者動向や課題を丁寧に教えてくださり、提案の質を高めることができました。
  • SNSやデジタル体験を組み合わせた提案を考える中で、他大学の学生と意見を交わしながら企画をまとめる楽しさを実感しました。現地社員の方々のサポートにも心から感謝しています。
  • お客さまインタビューを通して、数字だけではわからない消費者の行動心理を学ぶことができました。社員の方々が積極的に現場での声を共有してくださり、大きな学びにつながりました。

■イオンフィナンシャルサービスでの実習に参加した学生の声

  • クレジットカード新規会員獲得の企画を立案する中で、他大学の学生と協力し、異なる視点を取り入れた提案ができました。社員の皆さまのアドバイスのおかげで、損益計画やデータ活用について深く学べました。
  • デジタル金融サービスの可能性を知り、お客さま視点で新しいサービスを考える面白さを体感しました。他大学の学生とのグループワークでは、発想の幅が広がり、新しい視点で提案を組み立てられたと感じています。
  • 社員の皆さまから金融の仕組みや業界動向を丁寧に教えていただき、金融サービスの奥深さを学ぶことができました。他大学の学生との協働を通じて、多様な価値観を受け入れる姿勢を身につけることができたことも大きな収穫です。


本学キャリアセンターでは、今後も学外機関と連携し、学生が国際的な視点を養い、実践的な学びを深める機会を提供してまいります。

学生によるプレゼン発表
学生によるプレゼン発表
卒業生による講評
卒業生による講評
集合写真
集合写真
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