<第37回出雲駅伝>創価大学駅伝部が3位!~全選手が区間5位以内の好走

アンカーの野沢選手が3位でゴール

10月13日(月祝)、第37回出雲全日本大学選抜駅伝競走(島根・出雲大社前~出雲ドーム前、6区間45.1キロ)が行われ、5年連続5回目の出場となる創価大学駅伝部は、2時間10分5秒の3位でゴールし、表彰台に立ちました。

駅伝シーズンの幕開けを飾る出雲駅伝は全日本大学駅伝、箱根駅伝とともに学生三大駅伝の一つとして数えられています。今大会には全22大学チームが出場しました。初の出雲路となる1区の織橋巧選手(3年)は、序盤から冷静なレース運びで、トップから13秒差の4位で2区の小池莉希選手(3年)に襷を繋ぎました。小池選手は最も短い区間(5.8キロ)を攻めの走りで駆け抜け、区間4位の記録で順位を1つあげてチーム順位3位で3区のスティーブン・ムチーニ選手へ(3年)。スティーブン選手は各校のエースが競い合う区間を粘り強く走り抜き区間5位、チーム順位6位で石丸惇那選手(4年)に襷を繋ぎました。石丸選手は、1年時に同区間を走った経験を生かしながら、一つでも順位をあげようと懸命に走り抜き、区間3位をマーク。チーム順位を5位にあげ、5区の山口翔輝選手(2年)へ。山口選手は、細かいアップダウンのあるコースに冷静に対応するなど、落ち着いた安定した走りで区間4位と快走。チーム順位を4位にあげてアンカーの野沢悠真選手(4年)へ。野沢選手はチーム目標の「3位以内」を目指し、襷を受け取ってから最後まで力強い走りを見せ、区間5位の好走で順位をさらに一つあげ、チーム順位3位の結果で出雲ドームのゴールテープを切りました。

榎木和貴監督は、「前回大会では4位という結果に終わり、チーム目標を達成できなかった悔しさから、選手たちは『何がなんでも3位を勝ち取る』という強い気持ちで出雲路に臨みました。チームスローガンにもある『闘創心』の走りを、一人ひとりが発揮してくれたと感じています。全日本大学駅伝に向けて課題は残るものの、今回の結果はチームで結束して取り組んできた成果が表れたものだと思います。本日走らなかった選手の底上げとチーム力のさらなる強化に取り組んでまいります。沿道に駆け付けてくださった皆様、テレビの前から熱い声援を送ってくださった皆様、本当にありがとうございました。全日本大学駅伝、箱根駅伝でもチーム目標を達成できるよう、チーム一丸となってがんばってまいります。今後とも温かいご声援をよろしくお願いいたします」と述べました。

出場した選手のコメントです。

○1区 織橋巧選手(3年):先頭の選手が見える位置で襷を繋ぎ、チームの流れをつくることを一番の目標に走りました。トップと10秒以上離されてしまったことは課題ですが、最低限の仕事は果たせたと思います。今後は区間賞の走りを目指し、練習に励んでいきたいと思います。

○2区 小池莉希選手(3年):前回の箱根駅伝10区では順位を2つ下げた借りを返すという気持ちで臨みました。夏のシーズンも怪我せず乗り越え、良い状態で出雲駅伝を迎えることができました。ラスト1キロ地点までは合格点の走りができましたが、最後まで粘りきれなかったのが課題です。全日本駅伝、箱根駅伝でもチームを3位以上に押し上げる走りをみせたいです。

○3区 スティーブン・ムチーニ選手(3年):初めての出雲駅伝の出場となりました。万全のコンディションではない中で、諦めずにベストを尽くすことはできたと思います。全日本大学駅伝と箱根駅伝では、しっかりと準備をして区間賞の走りでチームの期待に応えたいと思います。

○4区 石丸惇那選手(4年):4区が重要な区間と言われており、プレッシャーを感じたこともありましたが、「自分にできる最大限の走りをしよう」との気持ちで襷を受け取りました。これまでスタミナ強化に取り組んだ結果、他大学の主力に競い合える走りができたと思います。この勢いのままに、今後も恩返しの走りをしていきます。

○5区 山口翔輝選手(2年):自信を持ってレースに臨むことができました。前半は堅実な走りで状況を伺い、後半に攻めていく理想の走りができ、チーム目標である3位以内を目指せる位置で襷を渡すことができました。苦しい中でも駅伝を楽しめましたし、収穫も得ることができました。引き続き、自分の持ち味を生かした走りでチームに貢献できるよう頑張ります。

 ○6区 野沢悠真選手(4年):5区の山口が良い位置で襷を持ってきてくれたので、勢いよくスタートすることができました。後半は暑さと向かい風できつい場面もありましたが、ラスト1キロのロングスパートで自信をもって飛び出し、順位を一つ上げてチーム目標の3位以内を勝ち取ることができました。全日本大学駅伝、箱根駅伝に向けて、今回の勢いをチーム全体に波及させながら、スタミナ強化と持久力強化に取り組んでいきます。

※画像は全て「©Getsuriku」

一斉にスタート
1区の織橋選手から2区の小池選手へ
2区の小池選手から3区のスティーブン選手へ
3区のスティーブン選手
4区の石丸選手から5区の山口選手へ
5区の山口選手から6区の野沢選手へ
表彰後の集合写真
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