AKADEMIA Forumの展覧会「発行されなかった卒業証書」の開幕式および関連イベントが開催されました
9月27日(土)、本学文学部の学生と教員によるプロジェクト「AKADEMIA Forum」が本学中央教育棟で開催した展覧会「発行されなかった卒業証書」の開幕式および関連イベントが開催されました 。本展覧会は、戦争が一般の人々の生活にもたらす影響とその悲惨さを示すことを目的に、ロシアによるウクライナへの侵攻と続く戦争により命を落とし、卒業が叶わなかったウクライナの学生たちの卒業証書を作成し、展示したものです(展示期間:9月24日〜10月5日)。
開幕式に続いて、展示に関連したシンポジウムが対面とオンラインのハイブリッド形式で開催され、本学の学生・教職員ら約90名が参加しました。「Envisioning Peace in the Midst of Violence, the War in Ukraine」とのテーマのもと、平和と安全保障、ウクライナの現状と課題などについて議論が展開されました。
シンポジウムでは、本学文学部のフィスカーネルセン・アネメッテ教授による歓迎の辞、マルタ・イロさん(国際平和学研究科修士2年)による展覧会の紹介、井田旬一副学長による挨拶に始まり 、駐日ウクライナ大使館のユリヤ・ザモルスカ二等書記官によるスピーチが行われました。
続いて、文学部のソンヨン・リー教授が司会・進行を務める学術セッションが行われ 、ルンド大学のイサベル・ブラムセン准教授、茨城キリスト教大学のジャブコ・ユリヤ准教授、戸田記念国際平和研究所のケビン・クレメンツ所長の3名がウクライナの現状と課題について知見を共有しました。
その後、ウクライナ人学生のコヴァルスカ・アナスタシアさん(文学部4年)、スタシュック・オリガさん(文学部4年)、コバレンコ・ダリナさん(国際教養学部1年)が、ウクライナでの自身の経験を踏まえ、現在の国際情勢などに対して見解を共有しました。
「AKADEMIA Forum」担当教員のアネメッテ教授は、「本学国際部のご支援、そして展覧会、シンポジウムにご来場いただいた皆様に心より感謝申し上げます 。また、AKADEMIA Forumの学生・教職員メンバーの皆様の素晴らしいチームワークと献身的な努力に深く感謝いたします 」と述べました。