<第57回全日本大学駅伝>創価大学駅伝部が7位で4年連続シード権獲得!
11月2日(日)、秩父宮賜杯 第57回全日本大学駅伝対校選手権大会(名古屋・熱田神宮-三重・伊勢神宮、8区間106.8キロ)が行われ、全27大学(選抜含む)が大学駅伝日本一を競いました。シード校として4年連続出場となる創価大学駅伝部は、8人全員が区間10位以内の安定した走りを見せ、7位(5時間11分16秒)の結果で4年連続となる第58回大会のシード権を獲得しました。
1区の石丸惇那選手(4年)は、序盤から先頭集団の中で積極的な走りを見せ、トップから5秒差で2区の小池莉希選手(3年)に襷を繋ぎました。小池選手は、一時は先頭に立ってレースを牽引する攻めの走りで、順位を二つあげてチーム5位で3区・スティーブン ムチーニ選手(3年)へ。スティーブン選手は他校のエースと競り合いながら粘り強く走り抜き、チーム順位を維持して襷を繋ぎました。4区の織橋巧選手(3年)は、沿道からの声援を力に、最後まで執念の走りを見せ、チーム順位を守って5区・衣川勇太選手(1年)へ。学生三大駅伝デビューとなった衣川選手は、フレッシュな走りでチーム順位5位をキープし、6区の榎⽊凜太朗選手(2年)に襷を繋ぎました。
榎木選手は初の学生三大駅伝でプレッシャーがかかる中、落ち着いた走りで力を出し切り、チーム順位を一つ下げて6位で7区の野沢悠真選手(4年)へ。野沢選手は、これまでの経験を活かした落ち着いた走りで、粘り強く走りきり、チーム順位7位で8区の山口翔輝選手(2年)に襷を繋ぎました。アンカーの山口選手は一つでも順位をあげようと、ゴールを目指して力強く走り切り、チームとして7位でフィニッシュしました。
榎木和貴監督は、「朝早くから皆様の応援により、選手たちの背中を押していただいたと思っております。多くの期待があった中で、先日の出雲駅伝のような走りが体現できなかったという点では、まだまだ課題が残る大会となりました。反省材料は多いですが、悔やんでいる時間はありませんので、前を向いてさらなるチーム強化を図り、箱根駅伝では目標の「3位以上」を達成できるよう、残り2ヶ月、万全の準備をしてまいります。本日は誠にありがとうございました」と述べました。
出場した選手のコメントです。
○1区 石丸惇那選手:区間賞を狙って、終盤で勝負に出ることをイメージしていましたが、ラスト500メートルでの勝負所で力を出し切ることができませんでした。最後に勝ち切れる走りを追求し、箱根駅伝に向けてレベルアップを図っていきたいと思います。
○2区 小池莉希選手:昨年の吉田響選手に続いての2区となり、重役を担わせていただきました。果敢に挑戦する走りで、最低限、チームの流れを崩さない走りはできたと思います。他大学のレベルも上がっていると肌で感じたので、箱根駅伝に向けてラストのスプリントの課題を克服していきたいと思います。
○3区 スティーブン ムチーニ選手:天候も悪くない中、良いコンディションで走ることができたと思います。今回は区間5位でしたが、まだまだ自分らしい攻めの走りができると感じています。箱根駅伝では区間賞の走りができるように頑張っていきます。
○4区 織橋巧選手:前が見える位置で襷をもらいましたが、最終的に離される結果となってしまい課題が残る結果となりました。箱根駅伝まで残り2ヶ月あるので、もう一度土台をつくり直す思いで練習に取り組んでいきたいと思います。
○5区 衣川勇太選手:三大駅伝のデビュー戦、楽しんで走ることを意識して走りました。レース中は自分のペースで前を追っていくことができ、チームに貢献する走りができたと思います。今後、ハーフマラソン、そして箱根駅伝と続くので、さらに良い走りができるように練習していきます。
○6区 榎⽊凜太朗選手:良い状態で練習を積めていましたが、中盤以降で自分の弱さが出てしまい、一つ順位を落とす結果となってしまいました。箱根駅伝までの期間、しっかりと自分の弱さに向き合って挑戦していきたいと思います。
○7区 野沢悠真選手:中盤から体の動きが鈍くなってしまい、自分としては納得のいかない走りとなりました。レースをとおして、もっと自分らしい走りを追求することが大事だと思いました。これまでの練習で培った力を発揮できれば他大学のエースとも十分戦えることは間違いないので、今回のレースを冷静に分析し、今後の戦いに活かしていきたいと思います。
○8区 山口翔輝選手:アンカーとして単独走が中心のレースとなりました。安定した走りでシード権を確実に獲得できたという点においては手ごたえを感じています。箱根駅伝はさらにレベルの高い環境でのレースとなるので、さらなるレベルアップに向けて練習を行い、タフな走りができる力ある選手になっていきます。
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