「持続可能な町づくり」をテーマに「第5回 SDGs達成に向けた実践者と学生・教員の対話・ネットワーキング会合」を開催

 2025年12月14日(日)、SDGs達成に向けた「第5回 SDGs達成に向けた実践者と学生・教員の対話・ネットワーキング会合」を本学中央教育棟で開催しました。今回は「持続可能な町づくり」をテーマに、環境や持続可能なビジネスの第一線で活躍する専門家・実務家9名を招聘しました。 本学学生による研究発表やディスカッションに加え、高大連携校である郁文館グローバル高校の生徒約20名も参加し、世代や組織の垣根を越えて持続可能な社会の実現に向けた具体的なアクションを議論し、産学・高大連携の共創の場となりました。

 本会合は、本学学生のSDGsに関する活動や研究に対して、学外の実践者からフィードバックを受けるなど、分野を超えた対話を行い、人的ネットワークを広げるとともに研究や活動の充実に繋げることを目的にしています。また、昨年度に引き続き本学の高大連携協定校の一つである郁文館グローバル高校から、約20名の高校生と教員がオブザーバー参加し、高校生を含めたより多様な立場の皆様とともに、持続可能な町づくりに向けた議論を深める場となりました。

 開会式では、本学を代表して、井田旬一副学長が参加者全員を歓迎し、本学の中長期計画「Soka University Grand Design 2021-2030」の柱に掲げる「SDGs」の意義を説明し、本会合の重要性を述べました。

 続いて、司会の近貞美津子教授(経済学部)から参加者紹介および概要説明があり、本会合での成果や学生の活動が、本学として、SDGs達成に向けた大きな貢献になっていくことを強調しました。その後、下記の5つの研究グループに分かれ、学生による発表と実践者を交えてのディスカッションを行い、活動の改善を目指した活発な意見交換を行いました。

■学生発表テーマ
・多文化共生キャンパスを目指して~ムスリム・フレンドリー大学の構築~
・創価大学における電気使用量削減に関する研究
・みんなで作る図書館―私設公共の実践―
・創価大学におけるペットボトル リサイクルの見える化
・コンポストの広い普及を目指した無臭コンポスト化の実現

 午後セッションの冒頭では、2つの特別講演が行われました。株式会社日本フードエコロジーセンターの高橋巧一代表取締役が「循環型経済の実践:食品ロスに新しい価値を」と題して講演し、食品ロスという課題から、いかに新しい価値を創り出し、食の循環モデル事業を実施してきたか、また、どのように地域の持続可能な発展に寄与していけるかなどについて語りました。

 その後、本学の掛川三千代SDGs推進センター長(経済学部教授)から、「創価大学の2050カーボンニュートラルに向けた取組と展望」と題して、本学での温室効果ガス排出量の現状、および昨年度からの取り組みの進捗を共有しつつ、2050年のカーボンニュートラルに向けたSCOPE1、2、3における今後の取り組みや、関連した教育等についての発表がありました。特にSCOPE3のサービス・物品の購入からのCO排出削減についてや、学生と教職員が一体となって資源循環の仕組みを作り、廃棄物の削減を実施していく必要性が述べられました。これら2つの講演では、参加者から活発な質問や提案が述べられ、講演者との有意義な意見交換の場となりました。

 続いて、学生はテーマごとのグループに分かれ、午前セッションとは異なる専門家と共にさらなる意見交換を行い、課題の解決に向けて活発にディスカッションしました。また、参加者全員での交流会も行われ、本学学生と専門家間の対話のみならず、参加した高校生からは、将来の学びや仕事についての質問を本学学生や専門家に投げかけるなど、活発な意見交換と交流が行われました。閉会式では、専門家全員からフィードバックがありました。

 本会合を担当した掛川SDGs推進センター長は、「今回は、『持続可能な町づくり』と言う幅の広いテーマでの開催で、異なる学部から、多様な視点で町づくりに貢献できる研究や活動の発表があり、より深みのある議論ができました。また、昨年度に引き続き、多くの高校生の参加もあり、高校生を含めてより活発な意見交換の場となりました。本学の学生たちが中心となり、学外の専門家や高校生を繋ぎ、持続可能な町づくりに、皆で協力しつつ貢献していければと思います。また、専門家の方々からは、学生が行う研究活動に大きな期待をかけていただきましたので、頂戴した助言を活かしながら、これらの研究活動を確実に社会実装していけるよう、今後も頑張ってまいります」と語りました。

 参加した学生からは次のような声が寄せられました。
・学生・教員・企業の実践者が一つのテーブルを囲み、対等な立場で議論できました。自分とは異なる視点に触れることで、SDGsへの理解が深まり、新たな視点を得ることができました。
・講演や対話を通じて、SDGsが自分たちの活動や生活に直結する課題として再認識しました。また、「自分に何ができるか」を具体的に考える機会となりました。
・普段接点のない専門家・実務家の方々や、他学部の学生とつながる貴重な機会となりました。今回のイベントに留まらず、今後も様々なかたちで協働し、交流していきたいです。

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