AKADEMIA Forumの1月度イベントを開催しました
本学文学部の学生と教員によるプロジェクトである「AKADEMIA Forum」の1月度イベントが開催されました。
2026年1月14日、イギリスを拠点に活動する作家・監督のルビー・フェラン氏を招き、フォーラムが開催されました。本イベントは、AKADEMIA Forumのメンバーがフェラン氏と連携して企画したもので、対面およびオンラインを合わせ計30名の参加者が集い、国際的な視点から平和の在り方を考察する場となりました。
上映作品であるルビー・フェラン監督の短編映画「The Woman in the Wardrobe」は、中東の紛争地における女性たちの実体験を主題としたものです。上映後には監督本人を交えたディスカッションが行われ、紛争下における女性の権利、リプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)、および平和構築への取り組みに焦点を当てた質疑応答が活発に交わされました。
地政学的な不安定さが懸念される現代において、本イベントはSDGsが掲げる「すべての人に健康と福祉を」「ジェンダー平等を実現しよう」「人や国の不平等をなくそう」「平和と公正をすべての人に」という指針の重要性を再認識させる機会となりました。映画を通じて共有された記録は、紛争地に生きる女性たちの強靭な回復力(レジリエンス)を伝えるとともに、公正で平和な世界の構築に向けた継続的な課題を浮き彫りにしました。
続いて1月17日には、パレスチナにおける高等教育の現状をテーマとしたオンライン・ウェビナー「教育機関破壊(スコラスティサイド)とパレスチナにおける高等教育の回復力」が開催されました。本ウェビナーは、パレスチナ・アワー・ウォーム・ホーム(日本)、教育への権利キャンペーン、パレスチナのビルゼイト大学、およびパレスチナ国際芸術アカデミー(IAA4P)との共催により実施されたものです。
本年1月6日にビルゼイト大学において民間教育機関や学生に対する軍事介入が発生した事態を受け、今回のウェビナーは同大学のコミュニティや教育者から直接現状を聞く極めて重要な機会となりました。
登壇した4名の専門家は、教育基盤を破壊する「スコラスティサイド」の概念や、パレスチナにおける高等教育機関の粘り強い抵抗について論評し、その後の質疑応答を通じて参加者との深い対話が行われました。質の高い教育を受ける権利は、未来の平和と正義を実現するための根幹であり、本フォーラムは国際的な連帯の必要性を深く考察する場となりました。
教授
フィスカーネルセン・アネメッテ
ANNE METTE FISKER-NIELSEN
- 専門分野
Social Anthropology of Contemporary Japan; Anthropology of Religion and Politics; Anthropology of Gender; Anthropology of Cosmopolitanism; Komeito and Soka Gakkai; Anthropology of Climate Change.
- 研究テーマ
Gender in Contemporary Japan; Contemporary Soka Gakkai; Climate Change and Youth Climate Action in Japan, Carnivorism and Youth Consumer Identities in Japan.