国際教養学部(FILA)のフィスカーネルセン・アネメッテ教授がウィーン大学で公開講座を実施しました

3月19日(木)、本学国際教養学部(FILA)のフィスカーネルセン・アネメッテ教授が、ウィーン大学東アジア学科主催の公開講演シリーズに招待され、「気候変動に対する日本の若者の意識と肉消費文化」をテーマに登壇しました。本シリーズは日本研究における最新の成果に焦点を当てたもので、今回の講演では、持続可能な食生活への関心が高まる欧州の動向と対比しながら、日本における消費行動や意識の現状に迫りました。

現在、欧州諸国では、数百万人の若者が持続可能な植物由来の食生活を求め、政策や政府の変革を促すなど、日本に比べ、食肉消費が地球規模の危機に与える影響への認識が高まっています。フィスカーネルセン教授は、3年間にわたる現地調査と約100件のインタビューに基づき、日本における消費行動や意識の現状を分析しました。その結果として、環境負荷や畜産業を巡る情報が社会的に伝わりにくい現状が、マクロ・ミクロの多様な要因によって生じている可能性を指摘。さらに、主要な輸入・貿易国である日本の消費構造が気候変動に与える影響について生物物理学的指標を用いて考察し、その文脈における若者の意識や役割について論じました。

加えて、本講演では、隠れた気候変動の影響が、これまで疑問視されることのなかった日本のアイデンティティの実践とどのように結びついているかを本研究の参加者たちが理解するきっかけとして、教育がもたらす好影響についても考察されました。

本講演の詳細は以下のウィーン大学公式サイトよりご覧いただけます。本講演の映像も近日中に公開される予定です。

教授

フィスカーネルセン・アネメッテ

ANNE METTE FISKER-NIELSEN

専門分野

Social Anthropology of Contemporary Japan; Anthropology of Religion and Politics; Anthropology of Gender;  Anthropology of Cosmopolitanism; Komeito and Soka Gakkai; Anthropology of Climate Change.

研究テーマ

Gender in Contemporary Japan; Contemporary Soka Gakkai; Climate Change and Youth Climate Action in Japan, Carnivorism and Youth Consumer Identities in Japan.

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