経済経営学部・中村みゆきゼミの学生が「環境経営学会全国大会」で優秀ポスター賞を受賞
5月23日(土)開催の環境経営学会春季研究報告大会(全国大会)のポスターセッションにおいて、本学経済経営学部の中村みゆきゼミの松浦湊和さん(経営学部3年)と金井栄斗さん(同3年)による研究発表「個人の環境意識を、社会の資金循環へ ― 新NISA制度におけるESG適格認証による投資行動変革の提案」が、優秀ポスター賞を受賞しました。
本セッションは、サステナビリティ(SDGs・ESG)研究をテーマとして、学生や若手研究者に加え、企業所属の実務研究者も参加して開催されました。学会正会員による投票の結果、両学生の研究が優秀ポスター賞に選出されました。
本研究は、日本の若者が持つ高い環境・社会貢献意識を、実際の投資行動へと結び付ける仕組みについて検討した金融政策提言です。現在、新NISA制度では、ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点を重視した金融商品を個人投資家が容易に識別することが難しいという課題があります。そこで、本研究では新NISA制度内での全ての金融商品において、環境や社会性視点で評価・スクリーニング(選別)する手法を提示し、ESG適格認証制度を導入することで、個人の環境・社会貢献意識を社会的インパクト創出につなげる新たな仕組みを提案しました。
研究にあたっては、文献・アンケート調査に加え、社会的金融分野の第一人者やNISA制度および資産運用の専門家へのインタビュー調査を実施しました。また、国内外のESG投資制度の比較分析やインパクト測定に関する定量的分析にも主体的に取り組みました。学会当日の質疑応答では、研究者や実務家から研究内容や政策提言の実現可能性について高い評価を受け、学部3年生による研究発表としては高い評価を受ける成果となりました。
受賞した学生からは次のような声が寄せられました。
松浦湊和さん(経営学部3年)
このたびは、栄えある賞をいただき心より光栄に存じます。私たちは本研究において、若者世代ならではの環境意識を金融市場にどのように活かすことができるかを探求してきました。「ESG投資を個人のための投資へと変革させる」という視点に評価をいただけたことは、私たちの研究意義をより確かなものにしてくれたと感じています。約1年間にわたり伴走し温かくご指導くださった中村みゆき教授、お忙しい中調査にご協力くださった皆様、そして学会関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
金井栄斗さん(経営学部3年)
このたびは、このような素晴らしい賞をいただき大変光栄に思います。本研究を通じ、ESG投資が持続可能な社会をつくる大きな可能性を秘めていると強く実感しました。この1年間、何度も困難にぶつかり、苦戦を強いられましたが、研究を通して論理的思考力やデータ分析力だけでなく、人としても大きく成長することができたと感じています。熱心にご指導くださった中村みゆき教授、そして支援してくださった全ての皆様に心より感謝申し上げます。