理工学部丸田ゼミが八王子市立南大沢中学校にて中学校と企業を繋ぐ「特別講義」を実施しました

7月6日(月)、理工学部丸田晋策ゼミは、東京都八王子市の南大沢中学校にて、中学生が「八王子CFO(Chief Future Officer:最高未来責任者)」として、地元の協力企業に採用されることを目指した特別講義を実施しました。本取り組みは、同ゼミが研究活動の一環で連携している、株式会社バイオポリ上越(新潟県上越市)の、未来世代の声を経営の意思決定に反映する「CFO」の取り組みに着想を得て、同ゼミが企画したものです。八王子市でCFOが実施されるのは今回が初となります。

「CFO」プロジェクトとは、企業が未来世代の子供を採用し、経営や研究に対するアイデアを募る取り組みです。日本では、2018年にバイオテクノロジー企業の株式会社ユーグレナ(東京都港区)が、18歳以下のCFOを公募・就任させたことから始まりました。企業の未来のあり方を、未来を生きる若い世代と共に考えるという革新的な試みとして、これまで複数の企業で取り組まれてきました。「八王子CFO」は、地域連携型CFOの取り組みであり、八王子市内の企業が、同市の生徒をCFOとして採用し、企業の未来を共創しながら、地域の発展を推進することを狙いとしています。

同ゼミではこれまで、八王子産の吟醸酒「髙尾の天狗」の製造過程で発生する副産物(米粉)の有効活用など、社会貢献につながる学びの実践に取り組んできました。2025年度には、ゼミの分野横断的な研究事業活動がSTEAM教育のモデル事業として市から評価を受け、STEAM教育推進校である南大沢中学校にて、SDGsに関する特別講義や米粉でつくった「食べられるスプーン」の試食会を実施。この連携をきっかけに、新たなキャリア・探究プログラムとして、今回の特別講義の開催へと繋がりました。

本プロジェクトのゴールは、地元の協力企業に中学生が「八王子CFO」として採用され、地域企業の課題発見・解決の主体となることです。現在、協力企業として、これまで同ゼミの産学連携活動で交流のあった株式会社マゴメ(東京都八王子市)、労働者協同組合ワーカーズコープ・センター事業団・東京三多摩山梨事業本部(同)の2社と連携を進めており、生徒たちは中学生ならではの柔軟な視点で社会貢献のアイデアを練り上げます。本特別講義を皮切りに、アイデアをビジネスに結びつけて社会を変えていく、これからの時代に必要な探究心の育成を目指します。なお、同ゼミは、大学コンソーシアム八王子「令和8年度学生企画事業補助金」において、「八王子市における地域企業と大学の連携によるSTEAM教育推進事業(STEAM教育のモデル都市八王子へ)」とのテーマで採択されており、本プロジェクトは事業目標の達成に向けた取り組みの一つでもあります。

本講義では、これまでゼミが取り組んできた地域連携の取り組みや「八王子CFO」を紹介するだけでなく、同ゼミが研究している「生体分子機構」についての説明や、実際に企業が直面するような難易度の高い課題についてゼミ生と一緒に考えるグループワークも実施され、中学生とゼミ生の交流が育まれました。

本講義の講師を務めた学生たちからは、次のような声が寄せられました。
■藤原博さん(理工学部4年)
大学レベルの内容にも積極的に吸収しようとする学習意欲の高さに驚かされました。本講義を通して中学生の皆さんが、将来に向けた新たな視点を見つけるきっかけになれば嬉しいです。

■渡邉麻衣さん(理工学部4年)
「講義内容を分かりやすく伝えようと努力している姿が素敵だと感じました。」という中学生の感想を聞けて、とても嬉しかったです。講義を実現してくださった全ての方々や丸田先生に感謝の想いでいっぱいです。

■金田茉莉江さん(理工学部3年)
中学生の皆さんが講義に真剣に耳を傾け、グループワークでも活発に議論している姿に感動しました。伝える喜びや中学生と交流し、柔軟な発想を得られた貴重な経験になりました。

同ゼミは、昨年度も同中学校にて「食べられるスプーン」を用いた特別講義と試食会を実施しました。昨年度の様子は下記リンクや動画よりご覧いただけます。
なお、動画では丸田ゼミの研究内容やこれまでの活動にも触れています。是非ご覧ください。

【Youtube動画】「捨てられるはずの米粉から『食べられるスプーン』を開発!?中学校の給食で試供を実施!|創価大学」

【関連リンク】

教授

丸田 晋策

マルタ シンサク

専門分野

生物分子科学

研究テーマ

フォトクロミック分子を利用した光駆動型生体分子機械の開発

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