共生創造理工学科プランシュ・バティア助教がベストプレゼンテーション賞を受賞
理工学部共生創造理工学科・修復生態学研究室のプランシュ・バティア助教が、学術会議Water and Environment Technology Conference (WET 2024)において、ベストプレゼンテーション賞を受賞しました。
本会議は、数多くの研究機関、官公庁、民間会社、公益や一般の社団法人・財団法人などの団体会員と約2100名の個人会員から構成され、水環境に関連する分野の学術的調査や研究、知識の普及、健全な水環境の保全と創造への寄与、学術・文化の発展への貢献を活動目的とする日本水環境学会(JSWE)が主催しており、今年は学生108名、専門家103名を含む221名が参加し、環境分析、毒性学、健康問題、水処理技術などのテーマが取り上げられました。
研究題目は”Temperature Optimization in Anaerobic Digestion of Water Hyacinth Juice: Fed-batch and High-rate Continuous UASB Studies (ホテイアオイ搾汁液のメタン発酵における温度馴化:順次回分式および高速連続UASB式処理)"であり、秋月真一・戸田龍樹・佐藤伸二郎と共同研究者として国際協力機構(JICA)と科学技術振興機構(JST)の助成による「SATREPS-EARTHプロジェクト」の一環として推進されました。本プロジェクトでは、外来種の浮遊性水草のホテイアオイが過剰繁茂し環境・経済面に深刻な被害を被っているエチオピア・タナ湖の課題解決に向け、メタン発酵処理によりホテイアオイからエネルギーを回収し、さらに副産物から有価物(バイオ炭、微細藻類、農作物など)を生産する画期的なアプローチを研究開発しています。
受賞者のコメント:プランシュ・バティアさんはWET2024にてこのように表彰されたことに対して、「研究チームとして積み上げてきた成果を今回このように評価いただいたことは大変に光栄のことであり、WETの委員会の皆様に深く感謝申し上げます。本研究の実施に当たりご指導・ご鞭撻いただいた本学のプランクトン工学研究所の秋月真一特任准教授、本学理工学部共生理工学科の戸田龍樹教授、佐藤伸二郎教授にも心より感謝申し上げます。この受賞は、私たちの研究の価値をさらに高めてくれるものであり、今後さらに精進していきたいと思います。」と話していました。