チームSOBITSが複数の賞を受賞!~「RoboCup Japan Open 2025 @Home League」~


理工学部・崔龍雲研究室および萩原良信研究室のメンバーで構成されるチームSOBITSは、2025年5月2日(金)~5日(月)に開催された「RoboCup Japan Open 2025」に出場し、複数の賞を受賞しました。
非営利活動法人ロボカップ日本委員会が主催する「ロボカップジャパンオープン」は、ロボット工学や人工知能分野の研究と技術の発展を目的とした、国内最大規模の知能ロボット競技会です。国内外の大学や研究機関から多数のチームが参加しています。
本学のチームSOBITSは、家庭環境で人の生活を支援するロボットの性能を競う@Homeリーグに出場し、今年新たに設けられた2つのチャレンジにも挑戦しました。
日本、タイ、マレーシア、中国などから31チームがエントリーした@Homeリーグにおいて、SOBITSは以下の通り、優勝やBest Poster Awardなど、複数の賞を受賞しました。
【受賞一覧】
@Home・Domestic Standard Platform:Beginner's Challenge 優勝
@Home・Open Platform:2位
@Home・Open Platform:Kachaka Challenge 1位
@Home・Open Platform:Best Poster Award
@Home・Open Platform:Open Challenge 3位
【新設チャレンジの概要】
< Kachaka Challenge>
独自開発のロボットを使用するOpen Platformにおいても、新たに「Kachaka Challenge」が設けられました。このチャレンジは、Preferred Robotics社が開発したAI家具ロボット「カチャカ」を活用し、家庭環境を模した中で物体の整理・収納といった“お片付け”タスクに取り組む競技です。SOBITSはこのチャレンジにも参加し、優勝を勝ち取りました。優勝チームには賞品としてカチャカ1台が贈呈されました。
【学生コメント】
チームの共同リーダーを務めた花嶋優作さん(理工学研究科情報システム工学専攻 修士1年)は次のように語りました。「今大会では、さまざまな面で新しい挑戦をチーム全体で展開しました。一人でも欠けていたら成し得なかった成果です。これからも、新たな挑戦を続けられるTeam SOBITSを築いていきたいと思います!」
また、同じくリーダーを務めたシム・ジアハオさん(同専攻修士1年)は、「今回の成果は、崔研究室と萩原研究室のメンバーが力を合わせて初めて実現できたものです。研究室の枠を越えて支え合いながら進めたプロセスそのものが、大きな財産になりました。チーム一丸となって得たこの成果を糧に、今後もさらなる高みを目指して挑戦を続けていきます」と力強く語ってくれました。
大会の詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。
RoboCup Japan Open 2025 公式サイト
https://www.robocup.or.jp/JapanOpen2025/results.html
SOBITSのX
https://x.com/sobits_soka
SOBITSのウェブサイト
https://home.soka.ac.jp/~choi/








教授
崔 龍雲
チエ ヨンウン
- 専門分野
知覚情報処理・知能ロボティクス
- 研究テーマ
ステレオカメラによる距離計測システム

准教授
萩原 良信
ハギワラ ヨシノブ
- 専門分野
知能ロボティクス、知能情報学
- 研究テーマ
- 生活物理支援ロボットの学習、認識、予測に関する計算モデルの開発
- 人とロボットの共創的学習のための記号創発システムの基盤技術開発