～留学体験記（レンヌ大学） 学生リポート～
　今回は、経営学部グローバルプログラム留学（GP）でフランスのレンヌ大学に留学された
経営学部（4年）前田檀さんに留学先の生活や留学を終えての思いをお話しいただきました。

国：フランス（レンヌ）

大学名:レンヌ第1大学 経営大学院（IGR-IAE Rennes Graduate School of Management - University of Rennes 1）

留学期間: 2022年9～12月（4か月間）

　私はレンヌ第1大学 経営大学院（IGR-IAE Rennes Graduate School of Management - University of Rennes 1）に約4ヶ月間留学しておりました。レンヌ第1大学ではIGR-IAEというビジネスに特化した部門があり、Marketing, Human Resources Management, Purchase managementなどのビジネス科目の履修とフランス語の授業も履修することができました。

　レンヌ第1大学で履修した全ての授業では、ディスカッションやグループでのプレゼンテーションの機会が数多くありました。Marketingの授業では、担当講師の先生よりMarketingの基礎知識の講義から、特定企業のMarketing戦略の紹介と学生間でのディスカッション、最終プレゼンでは授業内で学んだMarketingのフレームワークなどを用いてグループで特定企業のMarketing戦略を立案するという経験をしました。創価大学でもMarketingに関する授業を履修したことはありましたが、多国籍な環境下で主体的に行動していくことに苦労しました。それでもレンヌ第1大学の現地学生や、他国の交換留学生の方はとても親切な方が多く、何度も助けてもらいながら最後まで留学生活を行うことができました。

　また、留学期間中は大学での勉強だけはなく、サッカー部活動にも挑戦しました。活動内容としては、週に1〜2 日程度全体での練習に加えて、他大学との交流大会などにも参加できました。小学校から大学時代までサッカーを続けておりましたが、フランスでのサッカーは、監督や選手からの指示は基本的にフランス語で話されることが多かったのでコミュニケーション面で難しいことも多々ありました。それでも得点やアシストなどの結果を残せれば周りの選手からより気にかけて貰えるという海外サッカーらしさを経験でき良かったです。レンヌ第1大学でのクラブ活動は、サッカー部意外にも数多くの部活動がありました。

　授業や部活動以外ではフランスのレンヌ地方へ交換留学に来ている学生と一緒にErasmus Student Network Rennesという団体が運営するショートトリップのイベントに参加しておりました。パリのディズニーランドやその他フランスの歴史ある観光地などを巡ることができました。

　今回の留学を終えての気づきとして３点あります。
　1点目に、主体的に行動し続けることの重要性を学びました。留学先のレンヌやレンヌ第1大学にはアジア圏や日本から来た留学生が少ない環境下でした。そのため、留学開始直後は授業でのグループワークや友達作りなどで苦労しました。しかし、勇気を出し自ら心を開きコミュニケーションの機会を作ることにより、授業内外で密に関わる友人がたくさんでき、留学生活がより充実したものになりました。

　２点目に、日本について知っているようで全然知れていないとフランス留学の中で感じました。友人との会話の中で、「日本はどうなの？」との質問を歴史や政治など様々な観点から質問されることがあり、知識不足だったと感じることが多くありました。また、世界から見た日本の印象がとても良く、食や文化などを理由に日本に憧れを持つ友達がたくさんいました。世界から見た日本の印象を知れたことは良かったです。

　最後に、コロナウイルスの影響など不安なこともありましたが、本当に充実したかけがえのない時間を過ごすことができたということです。入学時からの目標だった欧州留学を、コロナウイルスの影響で一度は中止になってしまいましたが、様々な方々のサポートもあり卒業前に再度実現できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。留学を通して培った全ての経験を活かし卒業後も頑張ります。

　創価大学には豊富な留学支援制度など、挑戦できる環境が数多く用意されています。私自身、高校までサッカー一筋の学生生活でしたが、創価大学に入学し寮生活や留学など多岐にわたる経験を培うことができました。入学当初は、何を目標にどのように勉学に励めば良いか分からず悩むこともありましたが、教授の方々や職員の方々の手厚いサポートにより、充実した大学生活を過ごすことができました。これから留学を目指す在学生と受験生の皆さん、繰り返しにはなりますが創価大学には、学生一人一人の可能性を最大限に発揮できる環境が備わっていると強く思います。自身が決めた道を正解にするとの思いで、何事も全力で挑戦してみてください。それでは創価大学でお待ちしております！