2023年04月20日 15時42分

小泉武嗣氏による講演を開催しました。「人間主義経営演習」レポートVol.3


 2023年4月20日に、創価大学経営学部の必修科目「人間主義経営演習」の一環として、小泉武嗣氏による特別講義を開催いたしました。
 小泉氏は本学OB(7期)で、本学を卒業後、三菱商事および日東富士製粉にて国内外におけるさまざまな事業に携わってこられました。本講演では、これまでのビジネス経験から、(1)総合商社で働くということ、(2)今、世界で起きていること、(3)経営学で出来ること、(4)未来社会への課題と挑戦の4つの観点からご講演いただきました。
 そのうち「総合商社で働くこと」では、主にフィリピンでの事業経験から、日本の食品メーカーや自動車メーカーを誘致したこと、天気予報を作ったこと、これらはいずれも国を発展させるために熱意をもってご尽力されたことであるとお話しされました。またこれらを成し遂げたのには創価大学で学んだことが活きていると述べられました。次に「今、世界で起きていること」では、2020年~2030年の10年間は世界において大きな分岐点であること、嵐の時代を生き抜くためには羅針盤が必要であることを語られました。さらに「経営学で出来ること」では、大学祭における模擬店や宝くじなどの演習を通じて経営学部で学ぶと何ができるようになるのかについて説明されました。こうしたビジネス経験から、人間主義経営とは単なる経営ではなく社員の家族も含めて幸せにすることだと話されました。
 本講演で小泉氏が一貫して強調されていたことは「哲学を持つことの大切さ」と「勉強の大切さ」です。特に学生のうちに幅広いことに興味を持ち知識を付けることの重要性を説かれていました。
受講生からは「小泉氏が大切にしている哲学は」「人間のための良い会社になるためには」など多くの質問が寄せられました。本日の講演は、学生たちにとって哲学を持つことの大切さ、一生懸命勉学をすることの大切さを改めて実感した場となりました。
ページ公開日:2023年04月20日 15時42分
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