経営学部平岡秀福教授の論文が日本組織会計学会の英文機関誌に掲載されました

日本組織会計学会の英文機関誌『Japanese Management and International Studies(日本的経営と国際研究)』Vol.20の『Sustainability Management and Network Management (サスティナビリティ経営とネットワーク管理)』(編著者:岡山商科大学・浜田和樹教授,九州大学・大下丈平特命教授,名古屋大学・小沢浩教授 2023年7月発刊)に,経営学部の平岡秀福教授の論文が掲載されました。
日本組織会計学会は,日本企業のマネジメント・システムの研究を推進し,それを海外で発表することで世界の産業界と学界に寄与することを目的として,経営学に関する審査付き英文書”Japanese Management and International Studies”を定期的に海外で刊行しています。平岡教授の論文は,日本におけるサスティナビリティ経営の中で,SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」と主に関係するテーマとして“The Study of Japanese Companies’ Per Hour Labor Productivity”「日本企業の時間当たり労働生産性に関する研究」と題し,2510の企業サンプルデータを基に,企業の労働時間当たり生産性と収益性指標,株価関連指標との関係を統計的に実証分析したものです。平岡教授は「SDGsといっても,具体的なマネジメントの活動レベルに落とし込んでいくためには,データ分析に基づいたエビデンスが必要です。それを提示することが私たち研究者の使命でもあり,労働時間を短縮しながら付加価値を向上させていくことが,日本企業をはじめとする多くの世界企業とそこで働く人々のウェルビーングにつながることを信じ,この研究が一歩前進したことをうれしく思います。」と喜びの声を述べました。

教授
平岡 秀福
ヒラオカ シュウフク
- 専門分野
管理会計,企業価値会計,コストマネジメント,財務分析,社会責任会計
- 研究テーマ
- 企業価値,事業価値の測定と管理(バランスト・スコアカード,ABCを含む)
- 経済的利益の理論と実務の日米比較(CFROIを含む)
- セグメント会計情報を活用した事業の選別・集中のための意思決定会計
- 社会責任会計(環境会計を含む)が企業価値に及ぼすインパクト
- TPM(全社的生産保全)と原価管理
