経営学部「Global Program Workshop/Global Program Review」の授業にてワルシャワ日本語学校共同設立者の坂本龍太朗氏にご講演いただきました!

 去る12月5日、創価大学経営学部「Global Program Workshop/Global Program Review」の授業にて、ワルシャワ日本語学校共同設立者の坂本龍太朗氏にご講演いただきました(オンライン)。坂本氏は、ポーランドにて日本語学校を運営する傍ら、ポーランド日本語教師会事務局長も務め、和太鼓や書道などの日本文化の普及にも尽力されています。また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻後は、ウクライナ人に対する支援を活発に行っており、日本のメディアでも活動が頻繁に紹介されています。
 本講演にて、坂本氏は、ご自身の米国、ベラルーシ、ポーランドでの留学経験を踏まえて、言語学習や異文化理解の意義、自己の学びをより良い社会づくりのために活用することの大切さについてお話しされました。また現在のウクライナ支援の状況について、国際社会の関心が薄れ、経済的支援も減っていることから、ウクライナの新たな脅威は国際社会から忘れられることだと説明されました。
講演の後は、坂本氏の著書「ウクライナとともに 涙と笑顔、怒りと感謝の365日」(双葉社, 2023)を事前に読んでいた受講生と、質疑応答が行われました。
 授業終了後、受講生は坂本氏へのお礼状を作成しました。そこには「賞状やメダルは天国に持っていくことが出来ないというお話がとても心に残りました。称号や報酬の為だけに働くのではなく、坂本さんのような利他の精神を持てるようになりたいと思いました」、「『無関心との戦い』という言葉が強烈に私の中に残りました。・・・今回貴重なお話を聞けた私たちが、メディアの代わりとなって『無関心との戦い』に打ち勝っていかなければならないと強く感じました」、「終戦後に訪れる復興活動こそが真の戦いなのだと理解しました。インフラの整備は勿論のこと戦争の被害を受けた人々のメンタルケアや不発弾や地雷の処理など解決すべき問題は山積み・・・こうした問題に対して未来の自分ができる支援活動を考えていかなければならないと強く感じた」などの言葉が綴られました。

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