2024年05月15日 10時00分

帯刀良信氏による講演を開催しました。「人間主義経営演習」レポートVol.3

     2024年5月9日(木)、中央教育棟ディカバリーホールにて、創価大学経営学部の必修科目「人間主義経営演習」の一環として、帯刀良信氏による特別講義を開催いたしました。

     帯刀氏は本学経営学部OB(19期生:1993年卒業)で、在学中に公認会計士2次試験に合格し、卒業後は外資系会計事務所のプライスウォーターハウスクーパース、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)に勤務し、ニューヨーク市立大学で金融工学修士を取得し、米国公認会計士にも合格されていてます。現在は、フィリピンを拠点にアジア開発銀行でご活躍されています。
     本講義では、前半は「これまでの経歴」をお話し下さり、アルバイトと公認会計士試験の勉強にあけくれていた学生時代の苦労や不安、自らを支えてくれた創立者の言葉(「闇が深ければ深いほど、暁は近い」)や恩師・前田清隆先生の存在、卒業後も「英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな」という創立者の言葉を胸にニューヨーク市立大学の夜学で金融工学を学んだことなどに言及されていました。
     後半は貧困とは何か、人間主義経営と貧困撲滅のつながり、開発金融機関の近年の業務事例、世界のホット・トピック、ご自身の挑戦・人間主義経営の実践などについてお話し下さりました。最後に、創価大学で学ぶ学生たちに、「一流を目指せ!」「一つのことを、やり遂げよ!」「偉大な哲学と師を求めよ!」との熱いメッセージを賜り、万雷の拍手とともに講義が終了となりました。

     講義終了後、受講生からは「変化への適応力を磨くにはどうすれば良いか」「先進国の人々(特に若者)の心の貧困、精神の貧困にはどのような対策ができるか」「学生時代にどのような理由で英語に力を入れたのか」「世界で仕事をする中で大変なことは何か」「帯刀さんのモチベーションは何か」など多くの質問が寄せられ、講義に対する受講生の関心は大変に高いものでした。
    ページ公開日:2024年05月15日 10時00分
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