授業「人間主義経営演習」 帯刀良信氏による講演を開催しました

2025年5月8日(木)、中央教育棟AB103にて、創価大学経営学部の選択必修科目「人間主義経営演習」の一環として、帯刀良信氏による特別講義を開催いたしました。
帯刀氏は本学経営学部OB(19期生:1993年卒業)で、在学中に公認会計士2次試験に合格し、卒業後は外資系会計事務所のプライスウォーターハウス・クーパース、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)に勤務し、ニューヨーク市立大学で金融工学修士を取得し、米国公認会計士にも合格されています。現在は、フィリピンを拠点にアジア開発銀行でご活躍されています。
本講義では、前半は「これまでの経歴」をお話し下さり、アルバイトと公認会計士試験の勉強にあけくれていた学生時代の苦労や不安、自らを支えてくれた創立者の言葉(「闇が深ければ深いほど、暁は近い」)をご紹介下さり、卒業後も「英知を磨くは何のため」「君よ人生を劇のごとく」という創立者の言葉を胸にニューヨークで働き、夜学で金融工学を学んだことなどに言及されていました。
後半は貧困とは何か、人間主義経営と貧困撲滅のつながり、開発金融機関の近年の業務事例、ご自身の挑戦・人間主義経営の実践などについてお話し下さりました。最後に、創価大学で学ぶ学生たちに、「一流を目指せ!」「ひとつのことを、やり遂げよ」「偉大な哲学と師を求めよ」との熱いメッセージを賜り、万雷の拍手とともに講義が終了となりました。
講義終了後、受講生からはマイクロファイナンスや金融制裁、食糧安全保障など多岐にわたる質問が寄せられ、講義後も質問者が列をなすほど、受講生の関心は大変に高いものでした。

