Vol.1 村田果菜(創大44期、2020年合格)

-質問1.税理士を目指したきっかけを教えてください!
 高校生の時は、人の役に立ち・人を笑顔にする、そんな仕事をしたいと、漠然とした将来像しかありませんでした。

 大学入学前に自分の将来について考えていた時、母から税理士という職業の話を聞きました。初めて聞く職種でしたが、調べるうちに人と深く関わり信頼関係を築く、とてもやりがいのある仕事であると知り、徐々に税理士を目指す気持ちが高まっていきました。

 
-質問2.創大入学直後はどのように過ごされてましたか?-
 創価大学の経営学部に入学した私はすぐに会計税務教育センター(旧:国家試験研究室(通称:国研))の税理士課程に入りました。毎週、土曜日に国研の授業が開催され、簿記3級の勉強からスタートしました。

 大学2年生から国研の先輩たちと合流し、本格的に税理士試験の勉強が始まりました。そこからは毎日国研棟で、空きコマは全て税理士試験の勉強時間に費やしました。

 部活やサークル、バイトで楽しそうな日々をおくる学生がキラキラ見えて、羨ましく思い、辛くなる時期もありましたが、同じ経営学部で勉学に奮闘する友人の存在が何よりも私の支えになり、「じっとこらえて、今に見ろ!」との思いで頑張ることができました。
 
-質問3.税理士試験合格までの道のりを教えてください!-
 大学3年生で迎えた簿記論・財務諸表論の初受験の結果は不合格。支えてくださった方々へ、合格の報告ができなかった悔しさでいっぱいでした。この悔しさを胸に、大学4年生で2度目の受験に挑戦し、無事合格を勝ち取ることができました。

 卒業後も両親に専念という環境を作ってもらえたため、結果で恩返しをすると決めて、税法科目の挑戦を開始しました。会計科目と比べ、税法科目はボリュームがかなり多く、がむしゃらに食らいつくので精一杯でした。3年目は、相続税法・所得税法の2科目を受験しましたが、結果は不合格。2度目の不合格という挫折を経験し、自分が情けなく、全てを投げ出したくなりました。

 そんな後ろ向きな私であっても、家族や委員さん、創立者は、私を見捨てることなく、温かく見守り、励まし続けて下さりました。ここで負けたくないと、「恩返しのために」との強い思いで立ち上がることができ、翌年には2科目ともに合格。

 最後の1科目、法人税法は会計事務所で働きながらの受験となりました。仕事との両立は想像以上に大変でしたが、今までの感謝の思いを忘れることなく、もうこれ以上何もできないぐらい必死になって頑張った末、晴れて税理士試験に合格することができました。

 税理士試験の合格は、決して一人の力では達成することができなかったと思います。たくさんの方々に支えられ、また、会計税務教育センター税理士課程というすばらしい環境の中で勉学に励むことができ、この経験は一生涯、私にとってかけがえのない財産となりました。
-質問4.会計税務教育センター税理士課程で学んでみていかがでしたでしょうか?-
 会計税務教育センター税理士課程で得られたものは、税理士試験の合格はもちろんですが、それ以上に苦手なことに挑戦する勇気や、誰かのために必死になって挑戦する心意気など、何よりも自分自身の成長を感じることができました。

 どんな状況にあっても、私を見捨てることなく手を差し伸べてくれる委員さん、一緒に同苦し、励まし合いながら切磋琢磨してきた会計税務教育センター税理士課程の同志、そして、温かく見守り続けてくださる創立者の存在が、私を合格に導いて下さりました。

 今は、その感謝の思いを胸に、委員として受験生のサポートをさせていただいています!
-質問5.税理士としての道を歩み始めた、今の近況を教えてください!-
 まだまだ未熟で勉強の日々ですが、自分が身に着けた知識や、受験時代に学んだことは全てお客様に還元できていると実感しています。
「村田さんに出会えて良かった」「ありがとう」と言っていただくことができ、人の役に立ち・人を笑顔にする、そんな仕事をしたいという私の夢がやっと叶ったと、嬉しい気持ちでいっぱいです。

 身近な家族や友人から税金の相談を受けることも多々あり、自分が必要とされていると身に染みて感じることができ、税理士という職業にとてもやりがいや、誇りを感じています!
-質問6.最後に、税理士を目指すか迷っている方へのメッセージをお願いします!-
 生きていく上で、税金は誰もが関わってくるものです。その税金のスペシャリストが「税理士」です。専門的な知識を活かし、身近な人の役に立ち、身近な人を笑顔にする、とてもやりがいのある職業だと言えます!

 また、税理士といっても様々な働き方があります。「自分らしく」輝ける場所を必ず見つけることができます!一緒に目指してみませんか?少しでも興味のある方は是非!税理士課程一同大歓迎です!!