2024年03月16日 10時45分

キャリアセンター長から卒業生へのメッセージ

     皆さん、このたびはご卒業おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。

     いよいよ、社会への船出ですね。新しい社会への門出に希望でいっぱいの人もいるでしょう。また、未知の世界への旅立ちで不安いっぱいの人もいるでしょう。緊張感は当然で、それがないことの方が心配かもしれません。しかし、創価の学び舎でしっかりと様々なことを学んでこられた皆さんです。勉学も十分してきました。どうか自信を持って船出してください。私は皆さんのもっている若者力に期待しています。

     思い起こしてみれば、皆さんの学生生活は、コロナ感染症とともに始まりましたね。入学早々、授業はオンライン対応、今までにない経験でさぞかし大変だったことと思われます。さらにそのあと、ロシアのウクライナ侵攻、続いて中東戦争、さらに悲しいことに創立者のご逝去、卒業前には能登半島の震災等々、様々なことがありました。一方経済社会をみれば、何年も続いたデフレからインフレへといきなりの変化、34年ぶりの日経平均最高値更新等、日本経済は転換点を迎えようとしています。こうした中で、皆さんは忍耐力と創造力を、そして決意新たに一歩前へと踏み出す力を培うことができたのではないでしょうか。

     皆さんは創立50周年を現役で経験されたメンバーであり、1期生の先生方の授業も受講できたし、これから先、創立100周年の創価大学の姿を見ることもできる世代でしょう。まさしく創価大学の発展とともに生き抜く人生であろうかと思われます。この創立100周年を勝利で飾るかどうかは皆さんのこれからの活躍にかかっています。

     まずは5年、そして10年間は、これから進む道で大地に根を張って、30歳前後まで頑張ってください。いまは人生100年の時代、次の30年、そして第330年と、皆さんが活躍される舞台は、さらにたくさんあります。卒業後も仕事や生活等で辛いときには、いつでも創価大学へ戻ってきてください。皆さんを温かく迎えてくれることでしょう。青春時代に熱き情熱を燃やした母港・母校である創大キャンパスへ来て、英気を養えば、元気よくまた旅立っていけます。

     皆さんの活躍は、世界の平和と繁栄に直結しています。焦らず、自分らしく、着実に前進していってください。桜梅桃李の生き方で、世界にオンリーワンの花を咲かせましょう。くれぐれも健康には十分に気をつけて。創価大学で学んだことを活かして、思う存分活躍されんことを祈っております。Discover your potential!!(キャリアセンター長 小林孝次)

    ページ公開日:2024年03月16日 10時45分