国際平和学専攻

理念・目的

創価大学は、グローバル化の加速に伴いかつてない変化をしている国際社会を牽引する創造的「世界市民」(Global Citizenship)を養成するために、「平和で持続可能なグローバル社会の構築」に関する高度な研究の推進と、その研究成果に基づいた教育プログラムの実施を趣旨とする大学院修士課程「国際平和学研究科」を設置します。

教育目標

国際平和学研究科は以下の教育目標を掲げます。
 
  1. グローバル化を深める社会が直面する様々な政策課題を、自他共の幸福と繁栄を目指す世界市民の視座から、創造的に解決する人材の輩出。
  2. 「国際関係論」と「平和学」の両研究分野における高度な学識とスキルを有する人材の輩出。
ディプロマ・ポリシー
国際平和学研究科は全学、および本研究科の教育目標に基づき、以下のラーニング・アウトカムズを達成し、学位授与の要件を満たした学生に修士(国際平和学)を授与します。
 
  1. 国際関係学・平和学に関する専門的知識を身につけていること。
  2. 技能や経験を活かして、平和で多様性のある創造的な社会に貢献できること。
カリキュラム・ポリシー
国際平和学研究科は、全学、および本研究科のディプロマ・ポリシーに基づき、以下の方針でカリキュラムを編成しています。
 
  1. 従来の国際関係論研究と平和学研究が対象としてきた国家・非国家主体間の様々な形態の紛争・社会的葛藤についての研究と教育を行います。
  2. 英語を教育言語として使用します。
  3. 学生個々人のレベルにおける政策構想力と提言力の涵養を重視して、少人数教育を実践します。
  4. 多様な価値観に対する寛容の態度と同時に自らの価値観の確立を両立させるGlobal Citizenshipの視座を涵養します。
アドミッション・ポリシー
国際平和学研究科は、次のような資質を持った人材を対象として入学者選抜を行います。
 
  1. 本研究科の目的を理解し、明確な進学目的と本研究科のプログラムで学ぶ強い意欲を持つ者。
  2. 人文・社会科学分野における学士課程修了レベルの知識と研究能力を持つ者。
  3. 本研究科における教育研究の遂行に必要な英語力を持つ者。
アセスメント・プラン
アセスメント項目
(ディプロマ・ポリシー等)
アセスメント指標(実施時期)
  1. 国内・国際社会の平和と繁栄、並びに人々の幸福追求を妨げている諸問題に関する知識・情報を収集し、その分析に必要な理論枠組みを提示できる。
  • 国際平和学研究科の各必修科目・選択科目における学修の評価(各セメスター)
  1. 国内・国際社会の平和と繁栄、並びに人々の幸福追求を妨げている特定の問題を選択し、その原因や解決策を示すために必要な研究手法を提示できる。
  • Seminar I (Research Design)を通じた指導教員による研究テーマの選択と研究方法の設定に対する評価(第2セメスター)
  • 研究プロジェクトに関する中間発表と研究指導委員会(教員2名で構成)による評価・承認(第2セメスター末)
  1. 国内・国際社会の平和と繁栄、並びに人々の幸福追求を妨げている特定の問題に関し、適切な方法でデータを収集・構築し、科学的な論理考証と分析を通して、その原因や解決策を提示できる。
  • Seminar II (Research Conduct、第3セメスター)とSeminar III(Master's Thesis、第4セメスター)を通じた指導教員による修士論文作成指導と評価
  • 国際的学術雑誌への投稿、国際的学術学会での発表の奨励(随時)
  • Master's Thesisの発表(学内公開)と、論文審査委員会(教員3名で構成)による審査(論文評価ルーブリック有、第4セメスター末)
「求める教員像」及び「教員組織の編制方針」
<求める教員像>
  1. 本学が掲げる建学の精神及び理念・目的を十分に理解し、「創価大学教員倫理綱領」を遵守する者
  2. 研究科が掲げる創造的世界市民(Global Citizenship)の養成という目的を理解し、その目的を実現する研究と教育の実施に努める者
  3. 国際関係論または平和学の分野において博士号を有し、大学院修士課程レベルに必要な教育研究上の業績を有する者
  4. 研究科運営に主体的かつ協力的に取り組む者

<教員組織の編制方針>
  1. 「創価大学教員の選考および任用手続に関する規程」および「創価大学大学院教員選任基準」に従い、「平和で持続可能なグローバル社会の構築」に関する高度な研究と教育を実施するために、必要な教員を配置する。
  2. 効果的・効率的に研究と教育を推進するために、教員間で適切な役割の分担をする。
  3. 教員の多様性の確保に努める。