経営学部
理念・目的
教育目標
- 人間主義の視点から人類社会に貢献する強い意志をもって社会的な問題を発見・解決する能力を有し、課題への挑戦を不断に行う人材を育成する。
- 社会における問題発見・解決のために必要な専門知識と手法をもち、幅広く奥深い教養を身につけた知力・人間力を有する人材を育成する。
- 英語を始めとする語学に堪能で、優れたコミュニケーション能力を有し、グローバルに展開する国際社会を舞台に活躍できる人材を育成する。
- ディプロマ・ポリシー
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経営学部では、大学のディプロマ・ポリシーに則り、また学部の教育目標に掲げた能力を有する人材を育成する学士課程教育を通じて以下の基準を満たす学生、および所定の単位を修得しGPA基準を満たした学生に学位を授与します。
知識基盤- 社会へ貢献する意志を有し、人間主義経営の理念と社会的責任を理解・習得している。
- 現代経営に必要な基礎的知識を有し、経営の仕組みを理解して、その知識やスキルを習得している。
実践的能力- 社会的課題に関心をもち、自らもそれを発見して、他者に的確に伝える能力がある。
- その課題の中にある人間や社会にとっての意味や価値を洞察し、問題解決をする能力がある。
国際性- ビジネス英語の基礎的知識・コミュニケーション能力を有し、ビジネスや社会で活用する能力がある。
- 多様性を受容する力を持ち、世界市民としてグローバルな視野で他者と協働する能力がある。
創造性- 問題解決に必要な情報を自ら収集・分析し、論理的に探求しながら、価値を創造していく能力がある。
- チームで主体的・能動的に活動し、ディスカッションなどを通じて様々な資源や知見を統合する能力を身につけている。
- カリキュラム・ポリシー
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創価大学のカリキュラム・ポリシーに基づき、経営学部は学部のディプロマ・ポリシーに適う学生を育成するために、以下の方針でカリキュラムを編成します。ディプロマ・ポリシーで掲げたラーニング・アウトカムズに対し、直接評価手法(例:卒業研究発表会を開催し、学生の到達度を測定)と間接評価手法(例:演習においてのルーブリック調査)を組み合わせて点検・評価します。さらに不断の努力によって教育改善に取り組みます。
- 初年次では多様な入学者が支障なく大学教育が受けられるよう初年次セミナーを設置し、この科目のなかで種々のアカデミック・スキルの学修やアクティブ・ラーニングを行い主体的な学修者としての基礎を築くようにいたします。
- グローバル社会におけるコミュニケーション能力を身につけるために外国語科目を初年次で多く履修できるカリキュラムとします。このため、全学的な語学科目に加えて学部専門科目に実践的な英語科目を設置します。
- 創造的で実践的な能力の知識基盤となる幅広い教養を身につけるために、共通科目の履修を積極的に受けられるカリキュラムとします。共通科目では大学科目、人文科学、自然科学など偏りのない学修ができるように構成し、またキャリア教育科目に重点をおいた配置とします。
- 専門科目では、1年次の初年次セミナーから4年次の演習まですべての学年で演習を設置し、これら科目のなかで能動的学修を実践することにより、主体的・能動的な協働する能力を身につけるカリキュラムとします。
- 基礎的専門科目においては、まず経営学、簿記、統計学、経済学などの知識基盤を習得します。また、学部の理念である人間主義経営については、講義に加えてグループ・ディスカッション、プレゼンテーションなどのアクティブ・ラーニングで学びます。
- 高度な専門科目の履修では、学部の全科目を国際的なリーダーを養成する科目群と、専門性を養成する科目群に大別し順次的、体系的な科目の配置とします。これにより学生が自ら学修計画を立て、自身の目的に向かった主体的な学びができるように配慮し、ナンバリングとカリキュラムマップで提示します。専門科目に関わるすべての事項は学部教務委員会が取り扱います。
- 世界市民養成のために、留学制度を始めとする学部独自の仕組みをつくり、諸外国教育機関等と連携し海外での学修の機会を設けます。海外での学修成果については所定の条件を満たせば専門科目として単位認定いたします。
- 専門演習においては、単独の専門分野に関わる演習の他に、専門分野を横断したクラスターを構成して、能動的学修により理論的、実証的な思考方法や問題発見・解決能力を身につけられるようにします。
- 以上で述べた科目のいくつかは英語で行われ、日本人学修者に限らず多様な文化背景を持つ外国人留学生にも対応可能なカリキュラムとします。
- 本学部の専門科目で養成される能力は試験による判定の他にルーブリック評価、プレゼンテーション評価、レポート・論文評価など科目のアウトカムに適した評価方法により評価がされます。また、学部のディプロマ・ポリシーで掲げたラーニング・アウトカムズが達成されているかどうかに対しては、直接評価手法(例:卒業研究論文作成とその発表会を通し、学生の到達度を測定)と間接評価手法(例:演習におけるルーブリック調査)を組み合わせて点検・評価します。さらに不断の努力によって教育改善に取り組みます。
- アドミッション・ポリシー
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経営学部は、創価大学のアドミッション・ポリシーに基づき、かつ本学部の教育目標で示した人材へと成長する資質を備えた学生を以下のように選抜します。
- 経営学部の人間主義経営理念を理解し、広く社会で活躍しようとする目的観に立って本学部での学習を希望すること。総合型選抜(PASCAL入試)、学校推薦型選抜(公募推薦入試)では、「面接試験」においてその意志を評価します。
- 問題解決に必要な専門知識と手法を習得するために、高等学校までの教育において到達目標とされる基礎学力を有すること。一般選抜の大学共通テスト利用入試、全学共通入試、一般入試(大学独自問題型入試)⦅以下一般選抜⦆、外国人入試では、そのような基礎学力、即ち、知識・技能、思考力・判断力等を評価します。グローバルに展開する国際社会を舞台に活躍できる力を身につけるために必要な、基礎的な英語能力を有すること。学校推薦型選抜(公募推薦入試)、一般選抜において英語能力を重視します。一般選抜では英語の得点配分を他より高くします。また、総合型選抜(PASCAL入試)、学校推薦型選抜(公募推薦入試)、では実用英語能力の一定レベル以上の資格・スコア等を優遇する措置を取ります。
- 創造力や論理的思考力をもって問題発見・解決に主体的に取り組む資質と意欲を有すること。学校推薦型選抜(公募推薦入試)においては英語以外に、数学、国語も選択できるようにし、数理能力や思考力・判断力・表現力を評価します。また、総合型選抜(PASCAL入試)、学校推薦型選抜(公募推薦入試)では、「書類審査」や「グループ・ディスカッション」、「小論文」、「面接試験」によって思考力・判断力・表現力、主体性・協働性などを評価するとともに簿記、情報処理、数学にかかわる資格・スコア等を優遇する措置を取ります。一般選抜においては、主体性、協働性に関する高等学校等までの取り組みについて出願時に記入を求め、入学後の修学指導等に活用します。
- アセスメント・ポリシー
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経営学部アセスメント・ポリシー
経営学部は、学部のディプロマ・ポリシー(知的基盤、実践能力、国際性、創造性)の達成を目指し、機関・プログラム・授業の各レベルにおいてアセスメントを実施し、教育改善に活用していきます。
プログラムレベルにおいては、直接指標として①必修科目における統一試験、②卒業論文、卒業研究発表会におけるルーブリック評価を活用します。間接指標として①ラーニングアウトカムズの達成状況に関する教員の自己評価分析、②学修コース選択学生数および成績パターンの分析、③GPおよびGPET履修学生数推移とそのアウトカムズ達成状況分析、④海外留学数比率、⑤インターンシップ実施比率および監督者による評価、⑥卒業生インタビュー・アンケート調査を活用します。
授業レベルにおいては、直接指標として①授業期間内および終了後におけるテスト、レポート、課題による評価の活用、②授業始めおよび中間、終了時点でのルーブリック測定とその時系列分析、③課題、研究発表時のレポート・ライティング、プレゼンテーション、論文評価を活用します。間接指標として①学生による授業評価、②アクティブ・ラーニングの時間比率、③授業外学習時間の時系列分析を活用します。
アセスメント・プラン
アセスメント項目
アセスメント指標(実施時期)
知識基盤
(1)社会へ貢献する意志を有し、人間主義経営の理念と社会的責任を理解・習得している。
(2)現代経営に必要な基礎的知識を有し、経営の仕組みを理解して、その知識やスキルを習得している。
- 関連科目の出席率(毎回),課題の提出率(課題提出時)
- アクティブ・ラーニングに用いた時間(授業内と授業外)
- アクティブ・ラーニング成果物の評価(AL実施後の発表時)
- 必修科目の統一試験の成績改善度合(定期試験実施時)
- 小テストやレポートの出題回数(出題時)と提出率(提出時)
- 各種関連検定試験申込人数(申込時)と合格率(合格発表時)
実践的能力
(3)社会的課題に関心をもち、自らもそれを発見して、他者に的確に伝える能力がある。
(4)その課題の中にある人間や社会にとっての意味や価値を洞察し問題解決能をする能力がある。
- アクティブ・ラーニングにおける教員によるルーブリック評価および学生による自己評価、ピア・レビュー(2年次前期、3・4年次各セメスター)
- AP事業の第2,3段階学部独自アセスメント(2年次前期、3年次後期)
- 演習における教員によるパフォーマンス評価(各セメスター)
- ルーブリックによる3年次研究論文および卒業論文評価の測定(3,4年次後期)
国際性
(5)ビジネス英語の基礎的知識・コミュニケーション能力を有し、ビジネスや社会で活用する能力がある。
(6)多様性を受容する力を持ち、世界市民としてグローバルな視野で他者と協働する能力がある。
- TOEIC得点の変化(入学時~2年後期)
- 海外派遣・留学参加者数の推移(各年度)
- GP科目の履修者数の推移(各年度)
- 短期海研修用ルーブリック(各年度)
- 長期留学用ルーブリック(各年度)
- 海外派遣・留学参加者数の推移(各年度)
- 留学生数の推移(各年度)
- GP科目の履修者数の推移(各年度)
創造性
(7)問題解決に必要な情報を自ら収集・分析し、論理的に探究しながら、価値を創造してゆく能力がある。
(8)チームで主体的・能動的に活動し、ディスカッションなどを通じて様々な資源や知見を統合する能力を身につけている。
- PBLにおける教員による課題達成度測定、外部専門家等による第3者評価(各セメスター)
- AP事業の第2段階学部独自アセスメント(2年次前期)
- LTDにおける教員によるパフォーマンス評価、学生の自己評価およびピア・レビュー(1年前期)
- インターンシップ、ボランティア活動における自己評価および第3者評価(各セメスター)
- 「求める教員像」及び「教員組織の編制方針」
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創価大学経営学部「求める教員像」及び「教員組織の編制方針」
創価大学経営学部では、本学が掲げる建学の精神及び理念・目的を実現するために、「求める教員像」及び「教員組織の編制方針」を以下のとおり定めます。
<求める教員像>- 本学が掲げる建学の精神及び理念・目的を十分に理解し、「創価大学教員倫理綱領」を遵守する者
- 大学における教育を担当するにふさわしい教育上の能力があり、その向上に努める者
- 教授、准教授、講師、助教それぞれに必要な教育研究上の業績、実務家教員においては専攻分野に関する高度の実務上の能力を有し、継続的に積み上げる意思のある者
- 大学運営に主体的かつ協力的に取り組める者
- 研究成果を広く社会に還元し、研究者としての社会的責務を果たすことができる者
- 教育・研究・大学運営等の活動において、積極的に学生と関わり、職員と協働できる者
<経営学部教員組織の編制方針>- 大学設置基準、大学院設置基準及び専門職大学院設置基準に基づくとともに、教育研究上の専門分野等のバランスを考慮しながら、また特に日本学術会議が作成した「大学教育の分野別質保証のための教育課程編成上の参照基準:経営学分野」を参照しつつ、経営学部における教育研究上の目的等を実現するために、必要な教員を配置する。
- 教員間の連携体制を確保して組織的な教育研究を行うために、教育課程や大学運営等において適切に教員の役割を分担する。
- 広く国内外に人材を求め、年齢・性別構成及び社会実践経験等の有無に配慮する。