ウォータールー大学レニソン校での集合写真

2023年03月24日

北米教育研修を開催しました

    ゲルフハンバー大学にてポール・シャーマン教授と
    2023年2月12日から3月12日まで、教育学部生19名が参加し、カナダのトロントにあるウォータールー大学レニソン校において北米教育研修を開催しました。2月13日に開講式を開催、16日には交流校であるカナダ・ゲルフハンバー大学を訪問、ポール・シャーマン教授の講演等を受講し、翌17日には現地の小学校と高校を訪問すると共に、教育委員会を表敬訪問しました。

    100時間を超える実践的な英語の授業以外に、レニソン校で日本語を学ぶ学生との交流会等も開催、現地の教育について学びました。

    参加した学生の声です。
    「小学校訪問で特に感動したことは、小学校と幼稚園生が併合されており、学年を超えて生活し、学ぶ環境が整えられていたという点です。幼稚園のクラスに小学生のお兄さんがサポートする姿も拝見し、幼児と児童たちがお互いの姿を通して人間の成長過程を学びながら生活できるという環境はとても素晴らしいと思いました。さらに、障害が有無に関わらず皆が同じ場所で学ぶ、inclusive教育の環境も整えられており、推進されている先生方の熱意と、子どもたちが生き生きと学ぶ姿に感動しました。
    また、高校では様々な学部が存在しており、素晴らしい施設や環境がここまで整っている場所は今までに見たことがありませんでした。また、廊下では車椅子の生徒さんとその専属の先生もお見かけし、身体的な障害を持つ生徒を受け入れられる環境も整えられていることに感動しました。
    高校時代、合唱団の一員としてゲルフハンバー大学からの方々の前で演奏させていただいたことがあり、ポール・シャーマン博士が私の顔を覚えてくださっておりました。一人の人間を大切にするシャーマン博士のお心から、温かい人間主義の心を学びました。そして講演後も快く質問に応じてくださり、良い教師になるために、どんな子供達も、変毒為薬できることを信じてあげられる人に、とご指導くだり、一生の思い出になりました。」(児童教育学科1年)

    「小学校では各学年での授業の様子を見学させて頂きました。教室の机の配置が日本のような形式はなく、グループや囲い方など、児童が学びやすい環境でした。校長先生は、授業では、何を学ぶかはカリキュラムがあるが、どのように学ぶかは、児童が決めると仰っていました。どんな児童でも、心で接することで通じ合えるんだと教えてくださいました。高校では、専門的な教室が多く、生徒の自由な学びが尊重されていて素敵でした。
    ( 教育学科3年) 

    「小学校の訪問では、自由な雰囲気が印象的でした。日本のように列になって座るのではなく、生徒と先生、また生徒同士の相互性を大切にし、小グループでの活動を大切に授業をしていました。また、学ぶ内容は同じでも、ポスターを作る子もいれば、プレゼンを作る子もいたりなど、1人1人の得意を活かし、学び方を変えていました。そうすることで、長期的な知識の獲得に繋がると思いました。
    ゲルフハンバー大学では、カナダという地で、英語で創価教育について学ぶことで、創価教育が世界に広がっていることを改めて実感しました。創価の学校がカナダにもいつかできたらいいなと感じました。加えて、インクルーシブ教育についての講義からもたくさんの刺激を受けました。」
    (教育学科3年)
    ページ公開日:2023年03月24日
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