9月5日、教育学科の学生有志が群馬県にある榛名女子学園（女子少年院）を参観しました。少年院は、罪を犯した少年が在籍し、生活指導や職業指導などを通して社会復帰を図るための矯正施設です。指導にあたる法務教官には、心理学、教育学、社会学などの多様な専門知識が求められます（＊）。
参観では、少年院制度の概要、榛名女子学園で行っている具体的な教育プログラムなどの説明を受け、施設内を見学しながら作品展示（絵画、作文、習字など）に触れる機会を得ました。

参加された学生さんの声です。
「私は少年院と聞いて柵や格子で囲まれている場所なのかなというイメージがあったのですが、榛名女子学園は想像よりも開放的で未来の自分へのメッセージや制作した作品が様々な場所で展示されており、とても興味深かったです。法務教官の方との質疑応答では授業で重視していることなどを教えて頂き、教職を目指す者として更に教育について向き合いたいという思いと同時に法務教官という仕事についてより多くの人に知ってほしいと感じました。」



＊本学教育学科のカリキュラムは、教育学とともに心理学の講義も臨床系を中心に充実しています。心理学の専門知識を生かす進路として、臨床心理士、公認心理師の資格取得を前提とした仕事だけでなく、法務教官や保護観察官のような矯正教育に携わる職も存在します。