ケニア・ナイロビで国際会議に参加された時の写真(右から4人目が赤須先生)

2024年01月25日 13時30分

海外から見た日本の教育:特別講義「What’s worthwhile? 『学び』とはどうあるべきか?」を実施しました。

     教育学部の講義「海外から見た日本の教育(担当:島田健太郎)」において、12月12日に講師をお招きして特別講義を実施しました。海外から見た日本の教育は「外から見た日本教育」の考察によって,あるべき教育改革への手がかりを考察しようと する講義になります。今回、当該講義においてデポール大学教育学研究科博士課程(カリキュラム研究専攻)に在籍する赤須律子先生をお招きしました。赤須先生は「What’s worthwhile? 「学び」とはどうあるべきか」という講演をして下さいました。講義では、日米の高等教育におけるディスカッションの仕方の違いについて考えました。実際に討議をする中で確認したあと、池田教育思想研究が世界的に広がっている様子を紹介してくださいました。
     以下、受講生のコメントを記載させていただきます。
     「価値ある学びとは何か。この問いについて、今まであまり意識したことはなく、授業の中で問いかけられ、確かに価値ある学びとは何だろうかと感じた。グループで話し合った限りでは、失敗から得た反省点や改善点、苦労したこと、人間関係や礼儀といったものが挙げられたが、自身の経験を通しても同様だと感じる。これらの共通点は何かと考えたとき、その人の人格形成につながるものだと感じた。すなわち、価値ある学びとは、人によって異なり、その人の人格形成につながるものではないかと思われる。今回の授業は自分にとって多くの学びがあり、とても価値のある授業だと感じた。特に、グループワークの心構えや、重要性を改めて感じることができた。」
     「筆者は本日の授業を通して、「学びの価値」について特に考えた。授業内で発表した通り、「学びの価値」は必ずしも授業や学校内であるわけではなく、大変だったことや楽しかったことなど多種多様であり、大切なのは自分でこれを「価値的である」と自覚することであると感じた。筆者自身に置き替えたとき、「この授業は眠くて大変だな」と感じた授業でも「この授業を受けることで○○ができるようになるし、他の教科との関連も見つけられる」といかに価値的に考えるかで全く授業の受け方は変わってくると感じるときがある。その考え方は、授業以外でも、大変な状況下をどう自分の価値的なものとして捉えられるか、逆に価値があるから選択する、価値があるステータスだから選択するのではなく、価値を引き出す力を身に付けることに意味があり、それをまさに「価値創造」と呼ぶと筆者なりの結論が出た。赤須先生が仰る通り、すべての学問は繋がるからこそ、大学でなるべくたくさんの授業を取って、あらゆる知識に触れることで、全体像を見ることの出来る自分になりたいとモチベーションが向上した。」
    【謝辞】
    *本特別講義は、教育学部の授業運営費よりご支援いただき実現することが出来ました。ご承認いただいた先生方に心より御礼申し上げます。

    ページ公開日:2024年01月25日 13時30分
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