「持続可能なユネスコスクールの実践と特別支援学校からのチャレンジ」を開催しました。

多摩桜の丘学園 丹野哲也 統括校長

2024年1月12日(金)16時半よりユネスコスクール支援委員会主催のフォーラム「持続可能なユネスコスクールの実践と特別支援学校からのチャレンジ」をハイブリッド形式で開催し、オンラインと会場に約70名の方が参加しました。

本学教職大学院吉川成司研究科長による挨拶の後、群馬県立渡良瀬特別支援学校、大牟田市立大牟田特別支援学校の2校の特別支援学校よりユネスコスクール実践報告が行われ、両校の取り組みと、児童が成長していく様子が紹介されました。参加者からも講演中から多くの質問が寄せられ、啓発的で示唆に富んだ内容になりました。

その後、都立多摩桜の丘学園統括校長である丹野哲也先生による助言があり、最後に関田一彦副学長・教育学部長の挨拶で終了しました。

終了後、以下のような感想が寄せられました。
「とても有益な会に参加でき、登壇の先生方、運営の皆様に感謝いたします。子どもたちに当事者意識をもたせつつ、何よりも教師一人一人が平和を願うユネスコ教育の当事者としての意識をもって教育活動にあたらなければと強く思いました。担当者だけが頑張る取り組みでは持続可能な社会を作る前に必ず教員がつぶれると思います。学校への研修はもちろん、逆輸入的に、地域からの働きかけがもらえるような仕組みづくりなどを行政としてもやっていかないといけないと感じました。」(教職大学院生)
「渡良瀬特別支援学校の取り組みは、試行錯誤の中で実践され、特に素晴らしいと思いました。地域に根ざし持続可能な取り組みにするためには、地域のNPOとの連携は有効です。菜種油しぼりやオーガニックコットンでのマスコット製品作りは、自分たちが蒔いた種を育て、その後、加工して人の役に立つ貢献に結びつけられ素晴らしいと思いました。」(学校教職員)
「素晴らしい実践を教えて頂きありがとうございました。また、ユネスコスクール申請や実践の課題点も教えて頂きありがとうございます。学びの多い報告会でしたので、もっと多くの方にも参加して頂きたいと思いました。次回以降は私も管理職や教職員へ知らせるように致します。本日学んだことを、自分の立場で出来ることから生徒と挑戦して参ります。」(学校教職員)
「それぞれ地域の特色を生かした取り組みをされていたのが印象的でした。丹野先生のお話で、ユネスコスクールという一つの世界基準へ視野を向けられたことはとても私にとって有意義でした。ありがとうございました。」(学校教職員)

渡良瀬特別支援学校
大牟田特別支援学校 吉田雅史 校長
Share