経営学部 グローバルプログラム「GP留学(レンヌ大学)」 学生リポート vol.14

IGRの友人たちと

~留学体験記(レンヌ大学) 学生リポート~
 今回は、経営学部グローバルプログラム留学(GP)でフランスのレンヌ大学に留学された
経営学部(4年)川東真維さんに留学先の生活や留学を終えての思いをお話しいただきました。

留学先・留学期間

国:フランス(レンヌ)
大学名:レンヌ第1大学 経営大学院
(IGR-IAE Rennes Graduate School of Management - University of Rennes 1)
留学期間: 2023年9~12月(4か月間)

留学先での授業・体験

 私はレンヌ第1大学経営大学院への約4ヶ月間の留学の中で、Human Resources Managementや Business Strategyなどのビジネス科目とフランス語の授業を履修しました。
その中でも、特に印象に残っている科目はHuman Resources Managementです。Human Resources Managementの授業では、人的資源に関するニュースやトピックに対して、チームで議論を行い毎授業英語でプレゼンテーションに取り組みました。さらに、最終プレゼンテーションでは、同業界の複数の企業分析から企業のHRM領域における課題とその解決策を提案しました。
私は留学前に既に創価大学で「人的資源管理論」を履修しており、その際に人間中心の経営という学問的意義に強い関心を持ちました。フランスは学問としての人的資源管理が発展しており、またジョブ型雇用という日本と異なる雇用慣行を持っていることから、学問への理解を深めるという意味で人的資源管理論を再度履修することを決めました。
レンヌ第1大学経営大学院はフランスでも有数の経営学専門大学院であり、MBA取得を目指す世界中の優秀な学生の視座の高さには驚かされるばかりでした。しかし、議論の中で必ず1回は意見を出すことを心がけることで、語学力のみならず広い視野で物事を捉える力を養えたと考えております。
 授業外では、授業で仲良くなった友人とロンドンやパリ、イタリアなど様々な場所を旅行しました。クリスマスシーズンには、フランス語の授業で出会ったイタリア人の友人の実家に泊めていただき、イタリアの家庭のクリスマスを味わったり、一緒にベネチアを観光しました。また、日本語を学ぶIGRの学生とDinanなどのブルターニュ地方を散策し、ブルターニュで有名なクレープやワインなどを楽しみました。

フランス語の授業メンバーと
ロンドン旅行
イタリアの友人の家族と
モンサンミシェルの前で

留学先の感想・気づき

 この4カ月間は、多くの人に支えられた期間だったと感じております。
実は私は大学の学生寮の抽選に落ちてしまい、渡航直前まで生活する場所を見つけられていませんでした。しかし、運よく先輩の紹介で現地のフェリックスさんという方のもとでホームステイすることができ、寮生活では体験できないリアルな現地の生活や伝統的な食文化を沢山体験することができました。また、はじめはフランス語を使って買い物をしたり定期券の購入など生活に必要な契約をすることに苦労しました。しかし、IGRの学生や現地の見知らぬ人が、困っている時に声をかけ通訳や案内をしてくれたおかげで、不自由なく密度の濃い留学生活を送ることができました。総じて、留学前には想像もしていなかった現地の方々の温かさに触れる貴重な機会でした。

     フェリックスさん一家と

受験生・留学を考えている皆さんへメッセージ

 現在留学を検討されている方の懸念点の一つは、「長期留学すると大学を4年間で卒業できないこと」や「就職活動にあまり時間を割けないこと」であるかもしれません。しかし、このGPプログラムは帰国後に就職活動や学業にかける時間が多くあります。私自身はフランス留学中に就職活動を並行して行い、3年生の11月頃には既に内々定を頂くことが出来ていました。そして何より、長期留学という経験は学生時代にしかできない経験であり、人間力や知力を磨く貴重な機会でもあります。私費留学や交換留学など費用の面で留学を検討されている方など、このGPプログラムにぜひ応募してみてください!

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