9月21日(日)オープンキャンパスを開催しました!

教育学部の相談コーナーをはじめ、体験授業、幼保カフェにも多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。学生・教職員一同、心より御礼申し上げます。
■教育学部の体験授業・企画
●社会学を通して<教育>をみてみよう!(鶴田真紀)
ここでは、まず私たちの「モノの見方・考え方」について、同じモノを見ても複数の解釈ができることや、見たいモノを見ていることについて、逸脱行動論の視点を交えながら、社会学的に教育を捉えるとどのように見えるのかを参加者とともに体験的に確認しました。さらに、幼児教育の一場面を収めた映像をもとに、会話分析の手法を用いて保育士のかかわり方を観察し、「隣接対」に着目した考察を行いました。参加者の意見を取り入れながら、そこに潜む問題点を洗い出し、問題解決に向けて何ができるかを共に考えるなど、教育学部の授業で実際に行われている学びのプロセスの一端を体験しました。

●小学校の先生になるための学び【図画工作編】(堀舘秀一)
本体験授業では、小学校における図画工作科教育の重要性について学びを深めました。図画工作は、児童によって好き嫌いが分かれやすい教科であることや、保護者から「社会的に役立つ」という評価が低く軽視されがちである、という調査結果が紹介されました。しかし、図画工作の時間は単なる作品制作の場ではなく、児童が自らの手と心を動かしながら、表現力・粘り強さ・思いやりの心を育む貴重な機会であり、成果物の数だけ「正解」が存在するからこそ個性が尊重されること、また、失敗を恐れず挑戦していく姿勢が、子どもたちの「生きる力」につながることを学びました。教職を志す者にとって、技術指導だけでなく、児童の人間性や創造性を育むという図画工作科の意義を深く理解し、指導にあたることの重要性を改めて認識する機会となりました。

●幼稚園関連企画 「夢を叶える幼保カフェ」 (戸田大樹+在学生)
本イベントでは、創価大学教育学部における幼児教育・保育に関する授業内容や、保育士資格取得に向けた取り組み、就職活動の現状などについて、具体的な情報提供が行われ、進路選択を考える上で有益な内容が多数紹介されました。また、保育者を志す在学生が登壇し、絵本の読み聞かせの実演をはじめ、理論と実践を往還する授業での学びやキャンパスライフ、教育学部で学ぶ魅力について、自身の体験を交えた発表がありました。学生ならではの率直な声が届けられ、参加者にとって大変参考となる機会となりました。
更に、保育現場の様子を収めた映像を通じて、幼児の成長過程や保育者の関わり方、遊び込むことの意義について理解を深める時間も設けられました。イベントの締めくくりには、参加者同士がお茶を囲みながら将来の夢や進路について語り合う、和やかで有意義な交流のひとときを過ごしました。

■教育学部の学生・教員による相談コーナー

★次回は2026年3月に開催予定です。皆さまのお越しを、心よりお待ちしております。
