第12回創価大学教育フォーラムを開催しました
2025年10月4日(土)創価大学中央教育棟にて、第12回創価大学教育フォーラムを開催しました。学内外より大学関係者や学生ら約175名の参加がありました。
関田 一彦 副学長の挨拶の後、学部や部局が取り組む教育改善について、「教育学部」「障害学生支援室」「教育・学習支援センター(CETL)、システム支援課」「学士課程教育機構」より、下記のテーマにて分科会を開催しました。
■分科会テーマ
教育学部企画:「主体的な学習態度を育むための学習観を揺さぶる学びほぐしの試み~初年次セミナーの抜本的な改革を通して」
舟生 日出男 氏(教育学部 教授)・戸田 大樹 氏(教育学部 准教授)
上山 伸幸 氏(教育学部 准教授)・津田 真秀 氏(教育学部 講師)
障害学生支援室企画:「適正な合理的配慮に向けた関係者間の合意形成について」
山﨑 めぐみ氏(障害学生支援室長/学士課程教育機構 教授)
CETL、システム支援課企画:「生成AIを活用した実践事例と学内システム・サービスの有効な利活用について」
小島 健 氏(CETL副センター長/経済学部 准教授)
石橋 博道 氏(総合学習支援オフィス 部長)
碓井 健寛 氏(経済学部 教授)
高橋 薫 氏(学士課程教育機構 教授)
服部 南見 氏(学士課程教育機構 講師)
学士課程教育機構企画:「本学における機構の役割と学士課程教育の今後について」
関田 一彦 氏(学士課程教育機構長/副学長/教職大学院 教授)
基調講演では、西浦 昭雄 副学長の挨拶の後、共愛学園前橋国際大学 学長 大森 昭生 氏より「少子化時代の到来を踏まえたこれからの高等教育の未来について~『知の総和答申』を踏まえて~」と題してご講演いただきました。
講演では、冒頭、共愛学園前橋国際大学の地域に根差した教育(グローカル教育、地域課題解決学習、地域での実習など)への取り組みを紹介。
次に、文部科学省における大学政策の動向として、「知の総和答申」を解説し、特に規模の適正化と質の向上の両立、そして地域の高等教育へのアクセス確保が課題であることに触れられ、この課題に対応するため、地域・大学・産業界との連携の必要性について言及されました。
大森学長は、大学が生き残るには「大学が存在し続けること」ではなく、「地域に必要な存在であること」が重要であり、地域と共に若者を育てる地域一体の教育が不可欠であるとお話いただきました。
閉会挨拶では、鈴木 美華 学長より、少子化時代の高等教育における大学教育の改善と再構築の必要性を確認し、本学教職員が学生第一の精神で団結して、教育改革に尽力していきたいと述べられました。
参加者からは、
「地域社会や他大学との連携によって大学教育を推進していくことの重要性を改めて認識した」
「学生が成長を実感し可視化できる教育の提供や、地域、企業と連携することで現場の実践力を身につけた学生の育成、新たな価値を生み出す関係を構築できる魅力ある大学になるように、教職学一体となって実現していきたい」
「大森学長が何度も『学生が大事』ということを語られており、一番大切なことへ立ち返らせていただく機会となった。また、『(大学が掲げる)DPは受験生との約束』という言葉が印象に残った」
「今後迫りくる危機に対して、国レベルで大学業界へ様々な提言を行い、また個別の大学レベルでは地方大学の改善に取り組まれる姿は学びが大きかった」
などの声が寄せられました。
◆概 要
第12回創価大学教育フォーラム
開催日時・会場: 2025年10月4日(土) 創価大学 中央教育棟
分科会 13:00~14:30(各教室)
基調講演 15:00~16:30(AB102教室)