学科の特長

共生創造理工学科の特長

SDGsに貢献し、社会に新たな価値を創造する理工系人材を養成 !

Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)を総合的に学ぶSTEM教育とデータサイエンスをベースに3つの専門領域「応用化学、生命科学、環境システム」での学修を通して、地球市民としてSDG’s達成に貢献する人材を育成します。

3つの学びの領域

応用化学・生命科学・環境システムの3つの領域で専門的かつ先進的な教育・研究を行います。

応用化学領域

新たな産業を生み出す新素材の開発に挑戦!

ITテクノロジー・データサイエンスと合成化学・ナノテクノロジーを駆使して“ソフトマテリアル”を中心とする先端材料や環境浄化材料、そして低環境負荷な材料・プロセスなどの開発を行い、人類社会の持続的な発展に貢献します。

【理工学部】材料の力で環境問題の解決方法を創造する。

共生創造理工学科 応用化学領域|井田 旬一教授

【キーワード】
機能性材料/新素材/有機・無機合成/グリーンケミストリー(持続可能化学技術)/生分解性プラスチック/ナノテクノロジー/計算化学

生命科学領域

” 21世紀は生命の世紀”
生命の謎を探究し医療や福祉に貢献!

生命科学とデータサイエンスの革新的融合によって、生体分子の解明、ナノデバイスやiPS細胞を用いた先端的バイオ技術の開発、免疫や脳・神経などの生体機能の探究、感染症や病気の治療法の技術開発に取り組み、健康と福祉に貢献します。

生命科学とデータサイエンスの融合で健康な社会を創造する。

共生創造理工学科 生命科学領域|川井 秀樹教授

【キーワード】
バイオインフォマティクス ( 生命情報科学 )/生命分子化学(糖鎖・タンパク質)/ウイルス/微生物/免疫/脳・神経科学/遺伝性疾患・がん/発生・再生医療/創薬のための分子設計

環境システム領域

環境技術と電子工学の融合で持続可能な世界の構築!

環境問題や食糧問題の原因とその解決方法を学び、途上国支援として具現化できるIoTセンサーやレーザーによる環境測定技術および環境に配慮した環境修復技術を使って、SDGs達成に貢献する持続可能な社会の形成を目指す。

情報通信と環境技術で持続可能な社会を創造する。

共生創造理工学科 環境システム領域|佐藤伸二郎教授

【キーワード】
環境浄化/途上国支援/生物多様性保全/バイオマスエネルギー/食料生産技術/環境分析/気候変動/環境測定(IoTセンサー・物理デバイス)/電子回路/光・レーザー

INTERVIEW

共生創造理工学科の生徒を取材しました。

環境問題は私たちの身近な問題。
身近な問題だからこそ、環境保全に貢献していきたい。

共生創造理工学科 環境土壌学研究室4年(※取材時の所属です。)
中野渡 真弓

共生創造理工学科を志望されたきっかけを教えてください。

私は中学生の時から理系分野に関心があり、特に建築に興味を持っていました。
大学進学を考えるにあたり、建築に興味はあったものの、ただ好きという動機だけで建築の分野に進んで良いものか不安もあり、もう少し広い分野を見た上で決めたいな思い、創価大学のオープンキャンパスに参加して、キャンパスの建物がすごく綺麗でびっくりしたのと、迎えてくださった先輩たちがとても親切だったこと、そして創価大学の理工学部は幅広い分野から自分の学びたい事が見つけられそうだったので、最終的に創価大学理工学部共生創造理工学科への進学を決めました。

建築分野ではなく環境分野に進んだ動機を教えてください。

大学2年次の秋学期に履修した環境教育論という授業です。この授業の中で、「地球が壊れる前に」というドキュメンタリー映画を観る機会がありました。この映画は、米国の有名俳優が国連平和大使として、世界を旅した様子を映したドキュメンタリー映画であり、気候変動はどのように地球や私たちの生活に影響を及ぼしているのかを視察した内容です。私はこの映画を観て、自分たちの便利な暮らしが実は、はるか遠くにある貧しい地域の人々の暮らしに悪影響を及ぼしていることを痛感しました。環境問題がどのような原因で起こり、どのような影響があるかを学ぶ事ができ、もっと自分は環境分野で貢献していきたいなと思って志望しました。

環境土壌学研究室での研究内容を教えてください。

研究テーマは、「ホテイアオイ原料の炭団燃焼時における生成ガスの評価」です。この研究の背景は主に2点あります。
1点目は、エチオピアにあるタナ湖で、ホテイアオイという水草が過剰繁茂することによる、生態系破壊等の問題です。
2点目は、エチオピアで、調理用燃料源として薪炭材が利用されることによる森林減少の問題です。これらの背景から、代替燃料としてホテイアオイを原料とした炭団(固形燃料)を有効活用できないかと考えました。炭団は、木炭と比較すると長時間保温が可能で、発熱量が高いなどの特徴があります。しかし、燃焼した際に発生するCO2やNOxなどの有害ガスが発生するため、そのガスを減らす研究をしています。

研究室での学びを生かした将来の目標を教えてください。

環境理工学領域では、エネルギーや海洋プラスチックといった身近な暮らしの分野から、気候や地球科学といった大規模な分野まで、幅広い内容を学ぶことができ、新しい知識を得るきっかけとなりました。そうした学びを生かして、将来は、環境問題を視野に入れながら、身近な居住環境をより良いものに改善していく事業に携わりたいと考えています。私は、大学入学前から建築関係に興味がありましたが、この大学4年間の学びの中で、環境問題・環境分野にも興味を持ちました。脱炭素やSDGsといった環境保全に視点を当てながら、人々の暮らしや生活をサポートしていく中で、社会貢献していきたいと考えています。

学生紹介映像

物理とプログラミングを学び、バイオインフォマティクスへ生かす学問分野を横断し、自分にしかできない研究の道へ

理工学部共生創造理工学科 応用物理学領域 4年 曽我部 勇
大阪府立市岡高等学校出身
(2019年7月撮影)

成功するために試行錯誤を重ねる。
理工学部では、‟新しいモノを作る“ロマンのあることができる !

理工学部共生創造理工学科 物質理工学領域 4年 柴田 勇一
福島県立安積高等学校
(2019年7月撮影)

加工技術の研究を生かし、地元のお米を地域企業と連携して新しい製品に。
研究成果を社会貢献へとつなぐ !

理工学部共生創造理工学科 生命理工学領域 4年 原 ほしみ
岩手県立黒沢尻北高等学校出身
(2019年7月撮影)

循環型社会を目指して廃棄物の活用技術を研究。
留学を通して「発展途上国」への貢献を決意 !

理工学部共生創造理工学科 環境理工学領域 4年 手塚 雄一
東京都立南平高等学校
(2019年7月撮影)