もともとイスラムに興味があり、ムスリムの文化や考え方を「1人の生活者としての経験」の 中で理解したいという想いからイスラム圏で長期留学を志しました。「イスラム」と聞くと中東 をイメージする方も多いかと思いますが、ムスリム人口が多い国の多くは意外にも東南アジア地域 にあります。そこで、①アジア地域のイスラムを知ることができる場所、②「人が行かな いところ」で「共感できる人・コト」を増やしたいという想いから、日本ではあまり知られていないブルネイを選びました。
ブルネイ・ダルサラーム大学(UBD)では、創大で学んでいた分野とは異なる分野を学んでいました。具体的には、東南アジアやマレー地域の歴史、イスラム社会学などです。 日中はとにかく勉学に集中して、夕方以降は友人と食事を楽しんだり、休日は友人の家で過ごしたりしていました。ゆったりとした時間が流れるブルネイで、現地の方の生活に非常に密着した生活をしていたため、ブルネイの文化や風習などを普段の生活から感じ取ることができたと思います。また、地元の子どもたちとマーシャルアーツを学んだり、現地の写真家の方と行動したりなど、幅広い年齢層の方々と交流していました。
留学開始初日からコロナで早期帰国する最後の日まで、すべてGCPでの経験があったからこそ乗り越えられたと感じています。想像とは違った「過酷さ」や挫折もありましたが、GCPで 培った「忍耐力」が活きました。また、現地で履修していた歴史や社会学は、これまで私が専門 として学んでいなかった領域でした。現地の歴史やイスラムに関する知識など現地の学生が持っ ている前提知識が自分にはなかったため、授業内の議論や課題に取り組むうえでの苦労もありましたが、GCP2年間で培った 「とにかくやりきる力」を発揮し周囲に助けを求めながら挑戦しきることができました。
GCPでの学びを通じて、入学時に想像もしていなかったほどに自分を成長させていただきました。大学生活で自分はとにかく勉強に励みたいという方、そして自分の実力をあげたいと思う方には最高の場であると感じています。また、同じ志をもち、生涯にわたって切磋琢磨し合いたいと思えるGCPの仲間に出会える場でもあります。GCPで共に大成長の創大生活をつくりましょう!お待ちしています!