勢いで中国に決めました!(笑)はじめは、1年次の春休みに参加させてもらったフィリピン研修がきっかけで、留学先はフィリピンがいいなと思っていました。そして、“フィリピンにもう一度行きたい!”と思うきっかけをくれたフィリピンの子供たちのために何かしたいと考えていました。 ただ、なんとなく留学先を決めきれずにいました。本当にフィリピンでいいのかな、みたいな。ちょうどそのタイミングで、日中国交正常化提言を読み、「日中の友好なくしてアジアの平和はない」との一文に出会いました。そのおかげで、私はいっときの平和に貢献したいんじゃない、永続的な平和に貢献したいんだと気づきました。また、混乱する世界で、自分が中国と日本の友好、そして世界を守っていける、その大事な部分を少しでも担える人になりたいと思い、中国にいこう!と決まりました!
私は基本的には気のむくままの毎日を送っていたので、留学先で新しくはじめたことや挑戦し続けたことは少なかったです。唯一、頑張ったのは、JCK Youth Forumという学生会議に参加したことです。留学先で素敵な中国人・韓国人の友人ができたことがきっかけで、世界的課題に対する価値観をもっといろんな人から吸収したいと思い、チャレンジさせてもらいました。 あとは、やりたいことだけをしていました。本当にやりたいことだけ(笑)。 GCP生は留学中も様々な活動に挑戦し、輝いている方がたくさんいますが、私はなんとなくそのコースには進まず(笑)、気のむくままに留学生活を送っていました。留学先で仲良くなった韓国人のせいで、封印していた韓ドラ熱が再び盛り上がり、永遠に韓国ドラマを見ながら韓国語を勉強したりもしました(笑)。他にも、中国の祝日の日にはそれを体験することで文化を身をもって体感したり、その逆もあって、国の祝日で連休になっているにもかかわらず、中国文化を楽しまずに海外に旅行に行ったり。夜も部屋に篭り勉強の日々、というよりは、友達とご飯に行ったり遅くまで遊んだりと、悠々と過ごす日々が多くありました。あとは、毎日タピオカミルクティーを欠かさず飲んでいました。
「やりたい!」と思った時に躊躇なく挑戦できる状態が自分にあったことだと思います。先ほども出てきましたが、JCK Youth Forumに挑戦しようと思った時、まず選考を通過するために必要だったのは、エッセイを英語で書く力、英語での面接に答えられる英語力でした。中国に行ってからは英語の勉強自体はあまりしていませんでしたが、二年間で鍛えたアカデミックな英語力のおかげで、選考のために英語を勉強する必要は全くありませんでした。また、フォーラムに参加している時も英語で困ることは少なかったです。私は普段、どちらかというと話を聞いているタイプですが(笑)、GCPの授業でのディスカッションやプレゼンテーションのおかげもあり、自分が思ったことを素直に意見することができました。このように、GCPでの学びが自分の挑戦を後押ししてくれたように思います。 また、中国は、はっきり言って中国語しか通じません。初日に空港で英語を使ったのに中国語で返答されました(笑)。ノリと勢いて日本を飛び出してきたので中国語がほとんどできなかった私は、留学前半は本当に辛かったです。言語が通じないってこんなにもストレスなのか、と思い知りました。しかし、GCPで鍛え抜いた学び続ける精神は、たとえ言語が変わっても、その困難を乗り越える力になりました。最終的には、留学前にたてた目標通り、中国語でシュリーマン賞(中国語検定2級以上の合格)を受賞することができました。つまり、英語力はもちろんのこと、日々の努力や目標に向かう姿勢など、GCPでの全てがいい形で生かされていたなと思います。無駄は一つもありません。
私からは二つのことをお伝えしたいです。
一つ目は、興味に対しては行動を!です。どこにどんなチャンスがあるかわかりません。自分が少しでも気になること、心が惹かれるようなことがあったら、是非迷うことなく挑戦してみてください。その一歩が必ず皆さんの素敵な未来を拓いてくれます。
もう一つは、自分の可能性を信じて!ということです。どんなことも、どんな時も、自分次第で想像通りか、それ以上の素敵な道にしていくことができます。必ずやり切る!絶対に勝つ!その一念次第で全てが変わります。「私はできる」そう自分自身を信じて、今の自分を鼓舞して、日々前進していってください。これを読んでくださった全ての皆さんが、自分にしかない素敵な日々、そして人生を送っ
ていけるよう、応援しています!