授業「人間学」で“夜回り先生”として著名な水谷修先生に特別講演をしていただきました
授業「人間学」で“夜回り先生”として著名な水谷修先生に特別講演をしていただきました
5月12日(木)、文学部1年次対象の授業科目「人間学」で、“夜回り先生”として著名な教育評論家・水谷修氏を迎えて特別講演会を開催しました。
タイトルは「壊されゆく子どもたち―夜回り先生、いのちの授業」。講演では、日本の戦後以降の少年犯罪、非行、暴力がやがて1990年代を境に子どもたちの心の問題へと移っていった歴史をたどります。それらは貧困から始まり、すべて大人の社会の歪みに起因するものであり、子どもたちは社会の犠牲者だと水谷氏は訴えます。そして、繁華街の夜回りを契機として、大勢の若者のひきこもり、心の病、薬物乱用、摂食障害等々の、いのちの叫びに真剣に向き合ってこられた真情を熱く語られ、生命の尊厳への思いに場内が包まれる感動的な講演となりました。