創価大学英文学会 春季講演会で三重大学教授の金子淳先生に講演していただきました

創価大学英文学会春季講演会で、三重大学教授の金子淳先生に講演を行っていただきました。
以下、主催した英文学会会長のコメントを掲載します。


6月22日（水）、創価大学英文学会春季講演会で、三重大学教授の金子淳先生に「どうすれば英語が得意になる？―エビデンスに基づき科学的に考える―」との演題で講演を行っていただいた。
金子先生は日本英文学会、日本アメリカ文学会を始め、大学英語教育学会、人工知能学会、日本教育工学会など幅広い分野でご活躍である。文部科学省、初等中等教育局・外国語教育推進PT事業でも委員を務め、日本の英語教育の現場を支える重要な役割を担っておられる。

講演では第二言語を習得するための必要な条件、効果的な学習方法などに言及された。
良質で多量の言語のインプットの重要性、言語を学ぶ動機付け、意図的な練習法、目的、目標をもつことの大切さなど、英語学習を科学的に分析された説得力のある大変興味深いご講演内容であった。
英語・英米文学関連のメジャーの学生たちが多く参加しており、学生からの活発な質疑にも丁寧に答えて下さった。
講演後は金子先生を囲んでZoomでの談話会が開かれた。文学作品を使って英語力を高める工夫、主体性を引き出す英語教育のあり方、第二言語習得理論の今後の行方などについて有意義な意見交換がなされた。
何より、学生たちにとっては英語習得を目指す動機付けとなった素晴らしいご講演であったに違いない。ここで改めて金子先生に感謝申し上げたい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　英文学会会長　大野　久美