2024年02月22日 14時25分

留学日記(中国・北京語言大学 中国語DD15期 2024年2月22日) 

<西安>

 

みなさんこんにちは。

今回の冬休み、帰国2週間前の週末に西安へ3泊4日の1人旅行に行ってきました!

1年間の留学もそろそろ終了するので、最後は1人で中国国内旅行に行きたいと思い立ち、水曜日に2日後(金曜日)の新幹線チケットやホテルをブッキングしました。西安は国内でもメジャーな観光地の一つであり、兵馬俑などの世界遺産が近くにあることで有名です。

また西安は、その昔、吉川英治先生の三国志でも登場した長安だったこともあり、日本人にも馴染み深いのが特徴です。

北京や上海のような都会からも比較的行きやすこともあり、多くの学生が手軽に旅行しやすい場所だと思います。私の周りでも多くの留学生が長期休みに西安へ行きました。

 

最初の1日目は、夕方ごろ北京から新幹線で西安へ約5時間の移動日です。

ハルビン旅行での学びもあり、新幹線内での軽食や飲料水などしっかり事前の準備は怠りません。ここで発見したのですが、中国の味付けたまごはめちゃくちゃ美味しいです!

中国はコンビニやスーパーで売られている味付けたまごのバリエーションが日本と比べてとても豊富です。一個ずつ真空パックに入って、塩味やダシ味などに味付けされたものが大体70円ほどで売られています。中はとろとろ半熟に仕上がっており、狭い新幹線内でも楽しめる軽食です。

 

中国の新幹線の二等席は3人席と2人席の間に通路が挟まっている構造です。それぞれ3人席・2人席にコンセントの差し込み口があり、スマホなど充電することができます(フリーWi-Fiはないと思います)。深夜10時前後に西安到着だったので、車内ではゆっくり仮眠をとりながら過ごしました。

今回取ったホテルは新幹線が着いた駅から二駅ほどの場所にあります。4日目の午前に北京へ帰る必要があるため、帰りの移動に便利な立地です。

西安2日目です。

この日のスケジュールは少し過密気味です。最初に小南門早市(朝市)に向かいました。

朝市は西安の人の生活の一部であり、朝市を楽しむことは現地の文化を楽しむことに直結します。早起きの方も遅起きさんも、朝市で食欲と好奇心を満たすことができます!私は長期休みに入ってからお昼頃に起きることが多くなったので、旅行にて逆に生活リズムが整うことを期待しています笑。

今回食べたご飯をいくつか紹介したいと思います。

甑糕(日本語読み方だとズンガオ)は、中国の伝統的なお菓子で、主にお米や小麦粉、砂糖などを材料に作られます。ふんわりとした食感と甘い味が特徴です。棗のアンペーストがどっさりかかっていて、おはぎのようでした。人によっては好みが分かれるかもしれません。

肘子夹饼(ジョウズジアービン)は、中国の伝統的な料理で、主に北京料理や北方の地域で見られるらしいです(後日調べました)。これは蒸した豚の肘と、薄いパンケーキである(ビン)を一緒に食べる料理です。豚の肘は餃子餡のようにネギやキャベツ、生姜がたくさん入っており柔らかくジューシーで、パンケーキは鉄板で軽く焼くので油分が多すぎず、全体的にとてもヘルシーです。これはあっという間に食べ終えてしまいました。

牛肉(ニョーロービン)は、中国の伝統的な料理で、主に牛肉や香辛料を使って作られます。通常は挽いた牛肉は香菜、玉ねぎ、ニンニクなどの具材を混ぜ合わせ、パン粉や小麦粉の生地で具材を何層にも巻いてから焼いたり揚げたりして作られます。これは食べると肉汁が溢れてとても美味しいです。ですがかなり油分が多くて途中でギブアップしました。

その後、世界遺産の兵馬俑を見に行きました。ハルビンとは違い、西安では地下鉄でスマホのQR決済ができたのでとても移動が便利でした(バスは現金しか使えませんでした、残念!)。

 

兵馬俑は泰始皇兵馬俑博物館に保存されています。農家が土地を掘ってる時に偶然発見され、その後政府に保護されたことが有名な話です。

 

兵馬俑を一覧できるメインの建物に入館すると、四方八方が観光客でいっぱいで押しつぶされそうでした。兵馬俑正面写真の左右端につぶつぶが見えますが、これ全部人です!!観光客十数人単位で博物館のガイドさん一人が解説しながら歩いているので、なかなか列が進まず大変でした。私はガイドツアーに参加せず見ていましたが、至る所でガイドさんが大声で解説していたので、思わず聞いてしまいました笑。

この後、西安に住んでいる知人と落ち合いお昼ごはんを食べました。

祥大胖という、最近現地の人に大人気のお店に行きました。お腹が減りすぎたので全部のお皿が来る前に食べ始めてしまいました(~_~;)

ここでとても美味しかったのが副菜の凉菜(リアンツァイ)です。写真真ん中の料理は小松菜、ゆば、胡瓜、雛豆が辛めに味付けされ、左の料理は豆もやしとセロリとキクラゲ?が辛めに味付けされたものです。これを日本の居酒屋にお通しとして出し知名度を広めつつ、その後単品として注文可を実現させた店は日本経済に革命を起こすかもしれません。

その後、一緒にお昼を食べた友人と潼(西安の一つ隣のまち、兵馬俑はここにある)を散歩して時間を潰しました。途中で茶弄というお茶専門のお店で梅占摇红というお茶を飲みました。ミルクティーの上にバター味のホイップがかかり、ナッツが添えられていてとても美味しかったです。ホイップは食感が重すぎず、しかしバターの濃厚な味がしっかり口の中に広がり感動しました。

お店の中には「長安」とデカデカと書かれたご当地グルメマップが壁に貼られていました。ところで長安の時代でもこの日食べたようなご飯はあったのでしょうか?( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

夜は恨歌(長恨歌)という舞台を見に行きました。古い長編詩の恋愛伝奇で、ライトや炎、移動式舞台の演出など豪華でした。ほぼ何を言っているかはわかりませんでしたが、なんかすごかったのでよかったです。ですが座席が屋外で風を直接感じてとても寒いので、1時間の舞台中にトイレに何回も行きました。ハルビンよりは暖かかったです。

To be continued....


M.K.

ページ公開日:2024年02月22日 14時25分
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