留学日記(イギリス・バッキンガム大学英語DD11期 2024年7月5日) 

<夏学期が始まります!>

 

こんにちは!

DD日記をご覧いただきありがとうございます。

 

4月から始まった春学期も無事に終了して現在は短い夏休み中です!6月後半に気温が25度を超える日が続きましたが、7月上旬の現在は最高気温が20度程の過ごしやすい気候が続いています。

今回は、春学期に履修した授業と最近の暮らしについてのんびりお話したいと思います。

 

 

私が春学期に受けた授業は、「Modern American Literature」、「Book, Script, Film」、そして冬学期に引き続き「Dissertation」の3つでした。

 

「Modern American Literature」は、授業名の通り現代アメリカ文学に焦点を当て、物語や詩を通してアメリカ文学の歴史や特徴を学びました。私たちは1年次に創大でアメリカの文豪アーネスト・ヘミングウェイについての授業を英語で履修しており、内容も先生の英語も難しく当時の私はかなり大変だと感じていました。今回の授業では、創大で学んだアメリカ文学の知識を大いに活用して楽しく学ぶことができました!ヘミングウェイの物語が登場したときは嬉しく、当時泣きながら書いたレポートや、夜通し予習復習に追われた日々がやっと報われたと感じました…!

 

「Book, Script, Film」は映画化された小説について学ぶ授業でした。毎週題材の小説を読み、映画を観てから授業に参加するため他の授業よりも事前準備が多いものの、初めて観るイギリス映画ばかりで楽しかったです!期末課題の一つとして、まだ映画化されていない作品の脚本を書きました。私は昨年秋学期に授業で学んだ作品を題材とし、初めての脚本制作に取り組みました。想像する情景を言語化することの難しさを感じつつ、台詞だけでなく効果音や俳優の動きも具体的に考え完成させました。楽しく書き進めていたところ、気がつくと提出に必要なページ数の2倍になっていました…(笑)

 

「Dissertation」は前回のDD日記でも少し触れた通り、文学に関する自由なテーマを設定して冬学期から書き始めました。卒業論文のようなもので、私は「ハリー・ポッター」シリーズにおける魔法界の社会構造について、私たちの生活と比較しながら論文を制作しました。冬からの約半年間、常に頭の片隅で論文のことを考えており、プレッシャーやストレスも大きかったと感じています。しかし、自分の好きな作品を自分なりに研究して論文を書くことはとても面白く、夢中になって書き進めると時間を忘れてしまうほどでした。担当の先生とのミーティングなどで改善点を話し合ったりアドバイスをもらったりと、時間をかけて満足のいく論文を制作することができました。履修の関係で周りの学生よりも数週間遅れて執筆を開始したため、提出時期は期末試験後の夏休みに入ってからとなりました。その分夏休みは短くなってしまいましたが、無事に提出することができて良かったです。

 

 

今年の夏休みは元々あまり出かける予定はありませんでしたが、6月中旬にスコットランドのグラスゴー大学に再び足を運ぶことになりました。

グラスゴー大学には写真に入りきらないほどの大きな建物がたくさんあります!

6月15日に行われた創価大学創立者である池田大作先生の、グラスゴー大学名誉博士号授与30周年を記念した式典に参加し、世界中の学生と交流しました。グラスゴー大学の寮に2泊させていただき、そこで出会ったルームメイトと彼女の友人たちが仲良くしてくれたおかげで3日間を楽しく過ごすことができました。式典はもちろん素晴らしく貴重な経験となりましたが、新しい友達とグラスゴーの街を夜まで歩き回って観光し、皆で連日美味しいものを食べたこともかけがえのない思い出になりました。また、スコットランドは緯度が高いため夜は23時頃まで明るく、バッキンガムより1時間ほど明るい時間が長いことに驚きました。

Bute Hallで式典が行われました!

色々な国籍の友人たちと美味しいものをたくさん食べて幸せでした!

スコットランドから帰った後は体調を崩してしまい、1週間以上ベッドで過ごしていました。高熱と頭痛が酷く、かなり苦しみました。(笑) 私は元々健康には自信がある方なのですが、留学が始まってからは時々体調を崩してしまいます。イギリスでの生活も1年以上経っているものの、やはり環境や気候の変化に身体が順応することは簡単ではないのかなと感じています。短い夏休みの半分を休養に使いましたが、体調不良で授業を欠席するよりは良いとポジティブに考えたいと思います…!

 

時系列が前後しますが、春学期中に寮を引っ越しました!1年以上同じ部屋に住んでいたのですが、その寮の大規模な清掃作業のため少し離れた別の寮に移動することになりました。授業のある平日の午後から夜中にかけて1人で何度も往復し、一気に作業を終わらせました。引っ越し先は部屋が広く静かで、キッチンやバスルームをたったの2人で共有するため以前よりも暮らしやすくなりました。窓から見える景色も美しく、これまでとは雰囲気の違う部屋で、気分転換になって良かったです!

9時に部屋から虹が見えました!

しかし、私の部屋がある3階は建物の構造上熱が篭りやすいため、気温が高い日は部屋の温度が上がりすぎてしまいます。部屋には冷房もなく、窓を開けても涼しくならないため、暑い日には廊下や階段に座ってアイスを食べて生きながらえています。遅い時間まで日が落ちないため夜も暑く、眠れない日もありました…。

 

来週から夏学期が始まります!夏至も過ぎて徐々に日が短くなっていくことは寂しい気もしますが、夏があまり好きではない私にとっては少し嬉しくもあります。日本とは異なる涼しい夏を最後まで楽しんでいきたいと思います。

 

 

余談ですが、グラスゴーからの帰り道、その日が日曜日でバスのダイヤが平日と異なるということを忘れており、乗った電車の最寄駅への到着時間が最終バスの時間より後という初歩的なミスをしてしまいました。(笑) 予定外に一人で贅沢にタクシーで帰宅しましたが、雨の中2泊分の荷物があった上、たくさん歩いて足が疲れていたので結果的に楽に帰れて良かったです!

 

次回もお楽しみに!


 

R.S.

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