文学部教員・文学部生より:この夏、学生の皆さんに読んでもらいたい、触れてもらいたいもの(2024) 13
2020年度から行ってきました文学部HPの夏企画「この夏、学生の皆さんに読んでもらいたい、触れてもらいたいもの」を今年も実施いたします。高校生やHP閲覧者の皆さんの夏休みが充実するような作品を紹介していきたいと思います。
13.文学部4年生 推薦:「デジタルファシズム」 堤未果 NHK出版新書
自分の顔や指紋、銀行の貯金、ネットで何を見たかといった個人情報を他人に見られたらどのように感じるでしょうか。キャッシュレス化やデジタル社会という言葉を最近よく聞きます。それらの実態が外国の企業や政府が上記のような個人情報を閲覧できるために規制緩和をするものであるとしたらどうでしょうか。スマホやインターネット、そしてそれらによるデジタル化は、私達にとって便利で快適な面だけを提供してくれるものではないのかもしれません。