文学部教員・文学部生より:この夏、学生の皆さんに読んでもらいたい、触れてもらいたいもの(2024) 18
2020年度から行ってきました文学部HPの夏企画「この夏、学生の皆さんに読んでもらいたい、触れてもらいたいもの」を今年も実施いたします。高校生やHP閲覧者の皆さんの夏休みが充実するような作品を紹介していきたいと思います。
18.中堀正洋 准教授 推薦:Bemi Bem Podaruj mi trochę słońca(音楽)
ポーランドは第二次世界大戦後、ソ連の衛星国となり社会主義体制をとったが、ヨーロッパではジャズの本場として有名だ。そのポーランドでジャズ・ヴォーカル最高峰と謳われたEwa Bem(スウィンギー、スキャット、ブルース、ポップスと何でもござれの歌姫だ!)が在籍したグループBemi Bem が1974年にリリースしたアルバム『Bemowe frazy』からの1曲。ジャズ、ブラジリアン、ラテンなどの要素を絶妙に織り交ぜたグルーヴィーなチューンは、疾走感溢れるコーラスワークが冴えわたり、50年を経た今でも古さを感じさせない。