福谷茂教授が「合流点としての人間ーカント生誕300年からの出発ー」と題して記念講演を行いました

大学院文学研究科の福谷茂教授が、「合流点としての人間ーカント生誕300年からの出発ー」と題して講演を行いました(1月17日(金)、AB103教室にて、主催:創価大学文学部「哲学・宗教学への招待」)。

 

福谷教授は近世近代ヨーロッパ哲学、とくにカントの研究における第一人者として著名であり、日本カント協会会長(2010~14年)も務めました。

 

講演では、2024年がカント生誕300周年であったことにちなみ、有名な「コペルニクス的転回」というカントのアイディアについて、従来の解釈では十分に掴み取れていなかったカント哲学のメッセージを考察しました。

 

講演会の後半では活発な質疑が交わされ、カントの志向した人間像に迫るひとときとなりました。

 

講師プロフィール:

1953年兵庫県に生まれる。1981年京都大学大学院文学研究科博士後期課程学修認定退学。1981年京都大学文学部助手、85年獨協大学専任講師、88年同助教授、89年東京都立大学人文学部助教授、97年京都大学大学院文学研究科助教授、2007年同准教授、11年同教授、19年京都大学名誉教授、20年より本学大学院文学研究科教授。京都大学博士(文学)。

主要著作に、『カント哲学試論』(知泉書館、2009)、『カント事典』(弘文堂、1998)など。日本カント協会元会長。

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