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2016年02月01日

ウズベキスタンの詩人アリシェール・ナワイー生誕575年記念の献花式を開催

2月1日(月)、ウズベキスタン共和国のファルフ・トゥルスノフ大使、ハサノフ・アスカラリ二等書記官、池田康子大使秘書らが来学しました。中央アジア、ウズベキスタンの詩人アリシェール・ナワイーの生誕日(2月9日)に際し、本学池田記念講堂の前庭に設置されたアリシェール・ナワイー像に対する献花式を行い、その生涯を偲びました。
献花式では、シルクロード研究に携わってきた教育学部の小山満教授より、同国カリモフ大統領から創立者にナワイー像が寄贈された経緯の紹介しがありました。続いて、トゥルスノフ大使が挨拶にたち、「本年はアリシェール・ナワイーの生誕から575年となり、このように創価大学関係者と共に中央アジアの偉人の生誕をお祝いすることができ、大変嬉しく思います。教育に力を注いでいる創価大学との交流関係を、さらに発展させていきたいと思います」と語りました。
最後に馬場善久学長が、昨年(2015年)にウズベキスタンの首都タシケントで開かれた、日本ウズベキスタン学長会議に出席したことや、世界言語大学と学術交流協定を結んだ話を通して、「本年9月より本学とウズベキスタンの学生との交換留学がスタートします。学生間の交流を通して、ウズベキスタンとの関係をこれまで以上に育んでまいりたいと思います」と述べました。 

アリシェール・ナワイーは、混乱期を生きた詩人であるだけでなく、政府高官として重税や飢餓、紛争に苦しむ民衆のために献身し、学校や病院などを建設。また文学者や芸術家を庇護したと言われています。さらに、ナワイーは、私財の全てを慈善事業、学芸保護、弱者救済に充て、中央アジアでは誰もが知る偉人として有名です。
アリシェール・ナワイー像の設置は、12年前の2004年3月。創立者がスピーチ等でナワイーやイブン・シーナなど、中央アジアの偉人を紹介されてきたことに対し、カリモフ大統領から寄贈の発案がありました。同国最高会議関係者、同国芸術アカデミー総裁、像の彫刻家らが大統領からのメッセージを携えて駐日大使とともに来学。盛大に除幕式が行われました。

池田記念講堂のナワイー像のプレートにはこのように記されています。

世の全ての人々よ
互いに憎しみあうことなかれ
互いによき友人となれ
友情こそ人のなすべき道なり
ページ公開日:2016年02月01日